button65デイズ・オブ・スタティック
@ ホワイト・ラビット、プリマス
(11th May '10)

踊らすバンドになりました

65DaysOfStatic
  4作目となる新作『ウィー・ワー・エクスプローディング・エニウェイ』を4月26日(日本盤は5月19日)に発売した65デイズ・オブ・スタティック。

  4月上旬からヨーロッパ各地をツアーしており、5月に入ってからは英国を周っている。約6週間ほぼ休み無しの強行スケジュールだ。そんなツアーも終盤に入り、南西部の街プリマスの小さなライブハウス、ホワイト・ラビットでのライブは地方だからなのかどうなのか、他都市とは少し違った内容となった。

65DaysOfStatic   チケットには19時開場と書かれているにも関わらず20時すぎまでドアは開かない。こういうことはよくあるので仕方ないと思うしかあるまい。だが、道路の高架下で、中長距離バスのバス停に近いお世辞にも綺麗とはいえない環境。しかも3月並みという寒さ。待っている間に変態オヤジに絡まれて怖い思いもした。不安だけが増し、体温もテンションも下がるのみだ。

  いつものような機材配置すらできないほど狭いステージ。ふたつの前座が終わってヘッドライナーが始まる頃にはとっくに22時をすぎている。今回のツアーでは固定されたセットリストではなく日々若干の違いがあるようだが、この日は珍しく"Dance Dance Dance"で幕を開けた。

  続いて日本限定EPとなった"Weak4"。いきなり新譜の中からビートが強くて踊らせるものを持ってきた。その後はギター中心の重めの曲を続け、新譜の1曲目でもある"Mountainhead"で再び踊れるようになる。そして、みんなが待っている"Retreat! Retreat!"。この曲ではどこの街でも暴れだす客続出だ。

65DaysOfStatic   いつもはアンコールで演奏している"Radio Protector"がなんと"Retreat! Retreat!"に続いて登場。この曲がやはり最も人気がある。

  本編最後は新作アルバムと同じ2曲の流れ("Debutante"→"Tiger Girl")となったこの日。"Debutante"もアンコール用に使われることの多い曲だが本編に持ってきたということは、開演時間がおしたこともあり、アンコールはないものと思っていた。

  それにしても"Tiger Girl"という10分近くに及ぶこの曲は、今年3月の来日公演で初めて聞いたのだが、ライブを重ねるごとに良くなってきていると思う。もっともっとこの曲でみんなに踊ってもらいたい。

  そしてなんとアンコールあり。しかも観客からのリクエストにその場で応えるという異例の展開。こんなことは滅多にないのではないだろうか。客席のあちこちからいろんな曲名が叫ばれる。そんな中、3曲も演奏したわけで、ライブが終了したときにはやはりもうすぐ午前0時という時間だった。

  この前日、日本からのメールで彼らが今年9月に行われるメタモルフォーゼへの出演が決定したということを知った。サマーソニック以外の日本のフェスティバルでは演奏したことがない彼らだが、きっとたくさんの人を踊らせることができるだろうと思う。

  この5年間、取材に来るたびにバンドが成長していくのを感じてきたが、もはや何も不安定な要素はない。この日のような小さい会場だろうと、大きなフェスティバルのステージだろうと、しっかりと自分たちのやりたいことをやり通せる。メタモルフォーゼに行かれる方々には、そんな彼らの音を体で聞いて無心で踊ってきていただきたい。

65DaysOfStatic

--setlist--
Dance Dance Dance / Weak4 / Await Rescue / Failsafe / Fix The Sky A Little / Mountainhead / Piano Fights / Crash Tactics / Retreat! Retreat! / Radio Protector / Debutante / Tiger Girl
-- encore --
65 Doesn't Understand You / This Cat Is A Landmine / AOD


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