buttonブルータル・トゥルース VS コンヴァージ
@ 大阪ビッグキャット (17h Dec. '09)

激音対決の結果やいかに


  コラム「定例 : これを見逃すな!」において 『 奇跡の激音対決! ブルータル・トゥルース VS コンヴァージ』として紹介されたこの対バン・ライブ。東名阪ツアーの最終日となった大阪公演の会場はビッグキャット。先攻はコンバージ、後攻はブルータル・トゥルースだ。

  結論から言ってしまうと、勝者はコンバージだ。あくまでも個人的な見解としてだが。そう、スコアは5対2。そんな感じだ。

  異様なくらい「黒」率の高いビッグキャットのロビー。ロン毛のモヒカン頭のおにいさんや真っ青な髪に鮮やかなタトゥーのおねえさんをはじめ、いかにもハード・コア聞いてます風のごっつい男子やら、今となってはむしろ稀少だとさえ思えるような若者がまだこれだけ生息しているという光景はどことなく微笑ましいものだ。

Converge   天井が高く、ステージも高いここビッグキャットでは観客との距離が問題なのではないだろうかと思っていた。だが、暴れたくてたまらない者たちにはあのスペースはぴったりだったようだ。グルグル駆け回り、ドカドカぶつかりあい、時折、人の上を飛び越えていく。そんな状態がずっと続くのだ。

  そして、コンバージ。

  この広い空間において、彼らのパフォーマンスは動くアート作品そのものだった。

  どう聞いても、何を歌っているのか、何を叫んでいるのか、私には分からない。だが、コンマ一秒の狂いもないほどタイトな演奏とその見せ方は、ため息が出るほど美しい。ただただ美しい。そういう表し方しか思い浮かばないのだ。広いステージをめいっぱい跳び回り、時には客席にも飛び込むジェイク。計算されたマイクさばきだけでなく、すっと立ち止まったときの姿さえ、一切の妥協を許さない職人気質のようなものが見てとれるのだ。それに応えるかのように暴れている観客もこのバンドの美しさを際立たせてくれたように思う。

Brutal Truth   一方、ブルータル・トゥルース。

  残念ながら、「かつて」彼らがどんな風だったのか、私は知らない。だが、ひとつのことを長く続けるということの大切さ(とおそらく大変さも)を感じとったステージだった。メダボなおなかになっても、裸足だ。PAスピーカーにだって登るし、高さはなくてもジャンプもする。客席にだって飛び込むのだ。歳をとるにつれてしがらみだらけで肉体的だけでなく精神的にも生きた心地がしなくなっていく日々のなかで、そういう姿はちょっぴり勇気を与えてくれるものなのだ。ま、最後のほうにはどうにも酔っ払いのおっさんのようになっていっていたと思えなくもなかったが。

  ちなみに、12月19日に渋谷エッグマンで行われた「Deathwish Japan Show Case Vol.1」に出演したコンバージはインスタレーションのような存在ではなかった。小さなライブハウスでの彼らは、キャリアのあるバンドならでは安定感と同時に、もっと生身の人間らしい側面をのぞかせてつつも、やはり惚れ惚れするほど素晴らしいバンドだった。

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