年末が近づくと恒例の...　という感じで東名阪を回るソウル・フラワー・ユニオンのツアー。今回はちょいと足を伸ばして柏でもやったというんだが、充実のライヴはほぼ3時間に渡って繰り広げられた。いつもながらのタフなライヴに興奮し、曲間で繰り広げられる中川・奥野コンビの漫才に腹を抱える。毎年同じ時期に同じようにライヴをしてるんだが、飽きることは全くない。毎回趣向を凝らして選曲もヴァラエティに富んでいるということもあるんだろう。もちろん、おなじみの感動もの、「満月」や「荒れ地」は飛び出すんだが、決まって涙腺がゆるんでしまうのはなぜなんだろうか。おそらく、それは中川敬を核にバンドがなにを見て、なにを感じているかが、その時々の演奏に鋭く反映されるからではないかと思う。

　95年の神戸から世界中のさまざまな現場に足を運んだことによって生まれる歌は趣味の音楽やかぶれただけのまねごとには遙かに及ばない力強さと磁力を持つ。そこに引きつけられて10数年が過ぎたんだが、その魅力はますます大きくなっている。こんなバンドこそが、そして、彼らの歌こそが響かなければいけないという思いを強くする。

　彼らを通して辺野古から祝島と歌を必要とされている土地や人々がいることを思い知らされる。そして、歌によって自分の世界がどんどん広がっていくのもわかる。これほどまでに歌が持つ力強さを感じさせてくれるバンドなんぞ、そんなに簡単にみつかるものじゃありません。もし、いまだに彼らを体験していないという方がいるようでしたら、一度でもライヴ会場に足を運ばれることをお勧めします。

　なお、次回のライヴは大晦日のカウントダウン・イヴェント。渋さ知らずやタートル・アイランドなど強者どもが集まって大騒ぎになること受けあいとみた。

　なお、今後のライヴの予定は...

闇鍋音楽祭2010

20th Mar. with Neco Nemuru @ Osaka Shangri-La
21st Mar. with Odoro Matilda @ Osaka Shangri-La
27th Mar. with Dachambo @ Shibuya O West
28th Mar. with Katteni Shiyagare @ Shibuya O West

なにやら、マグが取り上げてきた人たちばかりですな。詳しくはこちらでご確認を。

"ルーシーの子どもたち"(国内盤)
"満月の夕~90's シングルズ" (国内盤)
"寝顔を見せて" (国内盤)
"ラヴィエベル〜人生は素晴しい"(国内盤)
"ゴースト・ヒッツ 00~06"(国内盤 / iTunes)
"ロロサエ・モナムール"(国内盤 / iTunes)
"極東戦線異状なし!?"(国内盤 / iTunes)
"シャローム・サラーム"(国内盤 / iTunes)
"LOVE±ZERO"(国内盤 / iTunes)
"スクリューボール・コメディ" (国内盤)
"緑の沖縄 [MAXI]" (国内盤)
by 登川誠仁 with ソウル・フラワー・ユニオン
"UNCHAIN" (国内盤 / iTunes)
"アジール・チンドン" (国内盤)
"レヴェラーズ・チンドン" (国内盤)
"High Tide And Moonlight Bash" (国内盤)
"WINDS FAIRGROUND" (国内盤)
"MARGINAL MOON" (国内盤)
"宇宙フーテン・スイング [MAXI]" (国内盤)
"エエジャナイカ [MAXI]" (国内盤)
"ELECTRO AGYL-BOP" (国内盤)
"GHOST HITS 93~96" (国内盤)
"ワタツミ・ヤマツミ" (国内盤)
"カムイ・イピリマ" (国内盤)
"青天井のクラウン [SINGLE]" (国内盤)
"EACH LITTLE THING [MAXI] " (国内盤)
"向い風 [SINGLE]" (国内盤)
"満月の夕 [SINGLE]" (国内盤)

"ゴースト・キネマ 1993~1997" (国内盤)

The latest single



"Aqua Vite"
(国内盤)

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The latest live album



"Exile On Main Beach"
(国内盤)

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The latest album



"Cante Diaspora"
(国内盤)

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