Smashing Mag / Story Of The Year（ストーリー・オブ・ザ・イヤー） @ Shinsaibashi Club Quattro (11th Mar. '09)

Story Of The Year
@ Shinsaibashi Club Quattro (11th Mar. '09)

-->My Last Fall

　ヴォーカル「Dan Marsala（ダン・マーサラ）」、ギター「Ryan Phillips（ライアン・フィリップス）」、ギター「Philip Sneed（フィリップ・スニード）」、ベース「Adam Russel（アダム・ラッセル）」、「Josh Wills（ジョシュ・ウィルズ）」、以上5人編成のスクリーモ・バンド「Story Of The Year（ストーリー・オブ・ザ・イヤー）」。

　「スクリーモ」というジャンルですが、僕もあまりうまく説明は出来ませんが、「エモ」「スクリーム（絶叫）」を組み合わせた言葉。綺麗なメロディーがあると思えば、突然おとずれる絶叫ヴォイス。一昔前で言うと「ハード・コア」「ヘヴィ・メタル」「ハード・ロック」これを組み合わせたような感じしょうか。最近は細かいジャンルがいっぱいあって、そこら辺の判断が難しいところです。

　ライヴの方なのですが、いきなり結論を言いますと、クオリティーの非常に高い、衝撃的なライヴ・パフォーマンスでした。彼等のライヴを見るのは初めてなのですが、とにかくすごい重低音。昨年発売された「Black Swan（ブラック・スワン）」をしっかり聴いて行ったのですが、思ってた以上に重く、響き渡る絶叫と、透き通るような綺麗なメロディーの落差に感動しました。

　終始大盛り上がりのオーディエンス。興奮を抑えきれず、ダイブする人もたくさんいてました。13曲目の「In the Shadows（イン・ザ・シャドウズ）」では、ヴォーカルのダンが、ステージからダイブ。大きな体が宙を舞いました。僕もこの手のジャンルは大好きなので、普通に見に行ってたら、確実にダイバーになってたと思います。

　8曲目の「Wake Up（ウェイク・アップ）」でも、かなり盛り上がったのですが、最後の「"Is This My Fate," He Asked Them（イズ・ディス・マイ・フェイト・ヒー・アスクド・ゼム）」には鳥肌が立ちました。サビの部分では、会場に来てる人、皆歌ってるのではないかと思うほどの大合唱。アンコールなしの全15曲、あっという間のすばらしいステージでした。

　終わってからもヴォーカル・ダンはステージを去ろうとはせずに、右から左へとゆっくりと移動し、オーディエンスとハイタッチ。僕もライヴによく行ってたのでわかるのですが、こういう好意がとてもうれしいのです。ステージングだけではなく、ファンサービスもとても素晴らしかったと思います。

-- Set List --

01. And the Hero Will Drown / 02. Falling Down / 03. The Antidote / 04. Our Time Is Now / 05. Anthem of Our Dying Day / 06. Take Me Back / 07. The Black Swan / 08. Wake Up / 09. Stereo / 10. Choose Your fate / 11. idewalks / 12. Welcome To Our New War / 13. In the Shadows / 14. Until the Day I Die / 15. "Is This My Fate," He Asked Them

comment and photos by takumi

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