旧正月恒例の寿「Kotobuki]リサイタル（！？）。昨年同様、取材に挑んだのだが、今年はぎゅうぎゅうの満杯となっているのに驚かされた。おそらく、彼らがテレビ番組、「誰も知らない泣ける歌」で紹介されたのが理由ではないかと思うのだが、それにしても、さすがにテレビの力というのは大きいなぁと思い知らされる。

　といっても、なにかが特別に変わったわけでもなく、いつも通り、マイペースで活動を続けているようすがこの日のライヴからもうかがえた。その結果が25年目。すでに四半世紀、その間の紆余曲折は彼らの本、『寿[Kotobuki]魂』に詳しい。できれば、一読いただければと思う。月並みなバンドにはない彼らの歴史が、産業音楽とは全く違った世界にあることがわかるだろう。

　詳しくは公式サイトで確認していただければと思うのだが、2月22日には鷺ノ宮「手打ち蕎麦・太鼓屋」（！？）でライヴをしたり、3月1日には川崎市平和館にて、『高校生が戦争体験者にインタヴューし記録し、考えます』というイヴェントに出演するなど、そんな場で彼らを体験すると面白いかもしれない。

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