やっとYomoya（ヨモヤ）に出会えた。それが僕の正直な感想だった。もう何年も前から彼等の活動や音源は聞いていたのだが、一年越しの募る思いを実現することができた。

　日々の中に潜んでいる「ふとした瞬間」がある。その言葉が彼等にはとても合う言葉だと思う。衝動でもなく、ましてや落胆でもない。そういった種類の感情ではなく、何気無い瞬間に心に灯る「小さな豆電球」なのである。

　ステージいっぱいにライトが灯されて、幻想的な雰囲気の中でのライブだった。お客さん達はただ呆然とその不思議な世界に引き込まれていた。彼らはもっと多くの人に知っていただきたいと思うバンドである。そして何より伝えたい、伝わってほしいと思える音楽である。

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