関西では大注目のバンド、京都発のオーディオ・サファリ。関西のみならず関東のイベントにも引っ張りだこである。私自身もバンドの噂を何人にも聞いた。一度この目で確かめてみたいと思い、夏の終わりにライブに足を運んでみた。

　まず驚いたのが、ヴォーカル、桜井まみの透明感のある歌声だった。近年このような形式のバンドが増えた気がするが、他のバンドと一線を画すのが「和」のテイスト。京都という土地が古くから大切にしているものが現代のバンドにも受け継がれているのだ。歌詞は全て日本語で、日本語とは美しいものだと感じさせてくれる数少ない歌手である。 また演奏を支える打ち込みはポスト・ロックの影響を受けたエレクトロなサウンドで、圧巻です。

　 会場には300人を超える人がオーディオ・サファリの演奏に酔いしれていた。その人気たるや...　11月上旬に大阪で開催された「ミナミ・ホイール2008」では、会場初の入場規制がかるほどだった。この日、物販に用意した何十枚のCDはライブ後、即完売だったそうな。近いうちに必ず皆さんの耳にも伝わるバンドなので、どこか頭の片隅に「オーディオ・サファリ」というアーティスト名を覚えてておいていただけたらと思うばかりです。

"みやこ音楽"(国内盤)

hiroshi's works

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