ジョン・バトラー・トリオ
@ 心斎橋クラブクアトロ (5th Apr. '08)
凄いの最上級
「うぉ〜もうマジやべぇよ。」、「やべぇ、やべぇ。」
そんな声が会場のいたるところから聞こえてきた。単なる「すごい」を通り越して「ヤバイ」のである。もちろんそれが最上級の褒め言葉であることは言うまでもないだろう。思わずそう叫びたくなってしまったその気持ち、分かるけど。
東京公演はソールド・アウトだったそうだが、大阪公演もなかなかどうして、かなりの盛況ぶり。開演前から、観客の期待感が熱気と化して会場全体を覆っている。これで熱いステージにならないはずはない。そんなことは分かっていても、いざライブが始まってみれば、それをはるかに上回るジョン・バトラー・トリオのアツさに驚かされたのだった。今回の日本ツアー最終日。熱いのは当然のことながら、スリー・ピース・バンド独特の厚みも加わり、彼らの曲を聞くことすら初めてという私はただ唖然とするよりほかない。
この日、クラブクアトロに私の足を運ばせたのは、フジ・ロック・フェスティヴァル'07での彼らのライブ写真である。その日の深夜近く、寒々としたテントの中で開いたラップトップ。見た瞬間に泣きそうになってしまった。一体ホワイト・ステージで何が起こっていたんだろうか。苗場にいるのに、それを見逃した自分を悔やんだのだった。
そして、なんとなくではあるが、今回初めて彼らのステージを見てみて、あの日のお客さんたちの気持ちが、ようやく少し分かったような気がした。
「ラヴ、ピース、アンド、ユニティー」ということを何度も口にしたジョンだが、この日は2度ほどマーティン・ルーサー・キング牧師についても言及した。ライブが始まって3曲目あたりだっただろうか、「今日は彼が凶弾に倒れた日なのでこの新曲を彼に捧げます」と言って"Thank You"と題された新曲を披露。ちなみに暗殺されたのは4月4日。今年で40年になる。
赤茶けた土の匂いがしそうな、大地にしっかりと根を張っている大樹のような、それでいて、しっかり観客が踊れてしまうような、歌えてしまうような、時には固唾を呑んで聴き入ってしまうような、本当にいろいろな要素がめいっぱい詰まった2時間だった。舞台の低い大阪のクアトロでは、残念ながら人の隙間もなかなか見つけられず、ましてジョンが座って演奏すればもう何も見えない。そのテクニック云々はどちみち私にはすごいのだろうということしか分からないわけだが、これだけは言える。確かにヤバイよ、このトリオ。
ジョンの歌声やその歌詞が心に響いてくれば、きっと確実に号泣してしまっていたことでしょう。
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report by miyo and photos by ikesan
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mag files : The John Butler Trio
凄いの最上級 : (08/04/05 @ Shinsaibashi Club Quattro) : review by miyo, photos by ikesan
photo report : (08/04/05 @ Shinsaibashi Club Quattro) : photos by ikesan
一流の波を体感せよ : (08/04/02 @ Shibuya Club Quattro) : review by ryoji, photos by hanasan
photo report : (08/04/02 @ Shibuya Club Quattro) : photos by hanasan
photo report : (08/04/01 @ Shibuya Club Quattro) : photos by yusuke
photo report : (06/03/08 @ Osaka Shinsaibashi Club Quattro) : photos by tommy
photo report : (06/03/07 @ Shibuya Club Quattro) : photos by yusuke
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2008
凄いの最上級 : ジョン・バトラー・トリオ (5th Apr. @ 心斎橋クラブクアトロ
日本初上陸は世界仕様で : ロドリゴ・イ・ガブリエラ (30th Mar. @ 渋谷デュオ・ミュージック・エクスチェンジ)
MCとは : リズMC (15th Mar. @ ラティチュード 30、オースティン)
今回一番の掘り出し物 : エルダー (14th Mar. @ スモーキン・ミュージック、オースティン)
ちょっとだけのはずが : ビリー・ブラッグ (13th Mar. @ SESAC デイ・ステージ・カフェ、オースティン)
もしや、常連? : ザ・ナイトウォッチマン (12th Mar. @ エスターズ・フォリーズ)
行動し続ける男 : ザ・ナイトウォッチマン (12th Feb. @ 心斎橋クラブクアトロ)
輝きを増して : ブンブン・サテライツ (10th Feb. @ 難波ハッチ)
ライブ・バンドですから : シベリアン・ニュースペーパー (6th Feb. @ 南堀江ネイヴ)
CD review シベリアン・ニュースペーパー :"コミカル・サルート" (29th Jan.)
2007
こんなDOJOもアリだな : エクストリーム・ザ・ドージョー Vol.19 (28th Nov. @ 心斎橋クラブクアトロ)
フォト・レポート : シベリアン・ニュースペーパー (18th Nov. @ 南堀江ネイヴ)
新作発売はもうすぐ : ブリティッシュ・シー・パワー (1st Nov. @ フェズ・クラブ、レディング)
復活するには遅すぎない : デイヴィー・グレアム (31st Oct. @ タウン・ホール、ハイ・ウィッカム)
インストものの楽しみ方 : ゴッド・イズ・アン・アストロノウト(30th Oct. @ バー・アンド・キッチン、ロンドン)
グッバイ2007 : シックスティーファイブ・デイズ・オブ・スタティック (28th Oct. @ レモン・グローヴ、エクセター)
YMSSからYouthmoviesへ : ユースムーヴィーズ (27th Oct. @ ザ・ゾディアック、オックスフォード)
カンタベリー・フェスティヴァルにて : セス・レイクマン (25th Oct. @ マーロウ・シアター、カンタベリー)
高架下にて : テ (20th Oct. @ 大阪福島ライブ・スクエア セカンド・ライン)
次章の序 : シベリアン・ニュースペーパー (19th Sep. @ 梅田シャングリ・ラ)
大阪、初ワンマン : 中山うり (31st Aug. @ 梅田シャングリ・ラ)
CD reviewゴッド・イズ・アン・アストロノウト
:"ファー・フロム・レフュージ" (15th Aug.)
ガラス張りのカフェにて : シベリアン・ニュースペーパー (8th Aug. @ 神戸カフェ・フィッシュ)
神戸Varit3周年記念ライブにて : シベリアン・ニュースペーパー (21st July @ 神戸ヴァリット)
ラスト・ストップ : デイヴ・マシューズ・バンド (30th May @ ウェンブリー・アリーナ)
モノクロ、メタル : ロドリゴ・イ・ガブリエラ (28th May @ カーリング・アカデミー・リバプール)
これが、アイシス : アイシス (26th May @ コーポレーション)
ザ・ミリマー・ディザスター : ザ・ミリマー・ディザスター (14th May @ バーミンガム・アカデミー2)
ザ・デストラクション・オブ・スモール・アイデアズ・ツアー : シックスティーファイブ・デイズ・オブ・スタティック (14th May @ バーミンガム・アカデミー2)
旬のものは旬のうちに : ザ・マカビーズ(6th May @ マンチェスター・アカデミー2)
光と音の洪水の中で : ジ・アーリー・イヤーズ(4th May @ ザ・ウインドミル、ロンドン)
CD review シックスティーファイブ・デイズ・オブ・スタティック :"ザ・デストラクション・オブ・スモール・アイデアズ" (25th Apr.)
三者三様 : ドン・キャバレロ (24th Apr. @ 心斎橋クラブクアトロ)
また来たのと言うなかれ : シックスティーファイブ・デイズ・オブ・スタティック (25th Mar. @ 渋谷クラブクアトロ)
一度は見ておくべきもの : コンヴァージ (12th Mar. @ 心斎橋クラブクアトロ)
オオサカ発、セカイへ : シベリアン・ニュースペーパー (2nd Feb. @ 梅田シャングリ・ラ)
贅沢なひととき : キャレキシコ (24th Jan. @ 心斎橋クラブクアトロ)
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