アニマル・コレクティヴ @ 名古屋クラブクアトロ (17th Mar. '08)
ポップな魔法に魅了されたひと時
個人的なことだが、アニマル・コレクティヴを知ったのは今年に入ってから。もちろん8thアルバム『ストロベリー・ジャム』が布石になったのだけれども、2007年中にはチェックしていなかった。2008年に入り、来日するという情報と雑誌での特集を見て、アニマル・コレクティヴのCDをようやく手にした。衝撃よりも先に微笑みがこぼれるような作品だった。すぐに躍動感を覚えるような音に興味を抱き、今回の来日公演に足を運んだ次第である。
アニコレのライブ、それは事前に調べたウワサ通りのライブであった。ほぼ新曲で固められて、ディーケン無しという3人編成でのライブ。もしかしたら、既存発表曲だったかもしれないが、もはや楽曲の輪郭が変わりすぎていて新曲としか表現できない。常にクリエイティヴなものを生み出そうとする彼等の姿勢がそのま ま音楽に投影されていた。基本的には打ち込み中心の不思議なサウンドと野生的なヴォーカルが融合する。ギターは軽く姿を見せたぐらいで、ドラム・パーカッションも数曲に登場した程度。けれども、煌きとカラフルさの両方を持った音が散りばめられていくかのように、鮮やかな世界が目の前に表現されていた。サイケデリック な雰囲気の中にも超がつくほどのポップさが漂い、夢見心地ともいえる気分にさせられる。ライブ自体は造りこまれているような気はせず、むしろ破天荒さと躍動感が個人的には目立ったという印象でとてもユニーク。とにかくこのバンドは“音の自由度”というのがよく伝わってきた。
序盤は新曲ばかりで固められていたこともあって、オーディエンスの戸惑いが見て取れたが、『ストロベリー・ジャム』から"ピースボーン"が披露されると、水を得た魚のように会場が活き活きと活性化。自然と体がゆれる様子が見て取れる。中でも今回は、外国のオーディエンスの方が多く全身で音楽に酔っている姿は見ていて非常に微笑ましかった。その後も新曲のオンパレードであったのだが、個人的にも愛聴している"ファイアーワークス"が演奏 された時は感動ものだった・・・のもつかの間、楽曲の中盤が大胆にアレンジされており、この曲も音源で発表して以降に進化を遂げていたのだ。"アニマル・コレクティヴ恐るべし"そう心に刻み込まれた瞬間だった。アンコール含めた約90分間、ノンストップで駆け抜けた本実のショウ。私はその時間ずっと、彼等の生み出すポップな魔法に魅了されっぱなしだった。
唯一無二のサウンドとはよくいったものだが、彼等は常に"先を見据えている"のが今回のライブを見て一番感じたことだ。披露している新曲も、我々観衆のフィードバックを受けて、また新たな姿に変貌を遂げていくだろうと思う。そのときが来るのが待ち遠しくて仕方がない!早くも彼等の新曲に胸を焦がす自分がいる 。魅惑の夜の続きを体験してみたいものだ。
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The featured photos were taken @ Shinsaibashi Club Quattro on the 16th of Mar., the previous evening to this show.
report by takuya and photos by takumi
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