button The Fujisanz with Nabe(So-on-g)
@ Club Citta' Kawasaki (12th Jan. '08)

その正体はナゾである
The Fujisanz
 2008年の年が明けて、「ロックンロールお年玉〜クレイジーミッドナイト69スペシャル」と題された強力なお年玉ライヴが川崎クラブチッタで行われ、第一部が終了した後、打ち上げパーティー的なイベントとして、これまた濃ゆーい第二部が深夜より始まろうとしていた。第一部と第二部で構成されたこのライヴイベントは、午後三時に開演して、第二部が終了するのが翌朝の午前五時。途中お客さんの入れ替え時間も含めると、なんと計十四時間!ちなみに第一部は午後十時過ぎに一旦終了したのだけれど、七時間以上に渡って行われた第一部のチケットのお値段は、なんと三千円。安い!太っ腹!そう、だからこそお年玉なのだ。

The Fujisanz  まだまだ続くお年玉。第二部は主催者のサミー前田氏やキングジョー氏、第一部に出演したフラワーカンパニーズのベーシストのグレート前川らがDJを担当し、カリフォルニアからやって来たというザ・フジサンズや爆音ガレージパンクバンド三人組のTHEEE BAT(ジバット)、アーバンムード歌謡の貴公子(!?)と呼ばれる歌手の田渕純らがライヴを繰り広げるという内容。午前一時を過ぎた頃、ステージに最初に登場したのが、ザ・フジサンズだった。

 彼らを初めて目撃したのは、十三ファンダンゴで行われたザ・50回転ズの初ワンマンライヴのオープニング・アクト。カリフォルニアから来たという覆面姿の三人組で、その後も時おり50回転ズのライヴに現れる謎のバンドである。

 フジサンズは50回転ズと同様にラモーンズが大好きらしく、この日も"カリフォルニア・サン"を楽しそうに演奏し始めた。彼らの演奏は、50回転ズの前のめりなテンションと演奏にくらべると肩の力が抜けていて、エンターテイメント感が三割増しといった感じ。ハブノッツの"アイ・ヘイト・ミュージック・スター"が演奏されると、彼らを50回転ズのライヴで何度か目撃しているであろうお客さんから拳が上がっている。

The Fujisanz  フジサンズのギタリストとベーシストは腰を引いた姿勢でユラユラしつつ、低い鼻声の英語で「楽しんでるぅ〜?」の問いかけを客席に連発。コーヒー豆みたいな外見の覆面頭でイッヒッヒッと笑っているその姿はコミカルというか、挙動不審というか、とにかく怪しい。

 客席から缶ビールが差し入れされると、「おっ!」と言わんばかりのオーバーアクションで受け取るギタリスト。一口飲むとそのままベーシストに近づき、口元に缶ビールを運んでベースは演奏させたまま飲ませてあげている。ドラマーにも同様に飲ませてあげると、最後に残りをギタリストが飲み干して、一本の缶ビールもちゃんと三等分に。仲が良いなぁ、50回転ズ。・・・じゃなかった、フジサンズ。

 この日はさらに、ゲスト・ボーカリストとして第一部にも出演した騒音寺のボーカル、ナベが呼び込まれた。騒音寺のライヴではいつもド派手な衣装に身を包んでいるナベだが、登場したその姿は革ジャンに破れたジーンズ。演奏されたのはラモーンズの"電撃バップ"!長身のナベは客席後方から遠目に見ると、本当にジョーイ・ラモーンっぽく見える!フジサンズとナベの間で曲間に「ナベサ〜ン」「フジサ〜ン」なんてコール&レスポンスも挟まれて、スペシャル・ヴァージョンのフジサンズのライヴに、観客も大喜びなのだった。

 そして彼らのステージが終了した後も、夜明け前に最後に登場したムード歌謡歌手、田渕純が"夜をまきもどせ"を熱唱してイベントが終了するまで、真夜中の競演は続いたのであった。
The Fujisanz

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