ユースムーヴィーズ
@ ザ・ゾディアック、オックスフォード (27th Oct. '07)
YMSSからYouthmoviesへ
オックスフォード出身のバンド、ユースムーヴィーズ(Youthmovies)。かつてはYMSSと略されることの多かったユースムーヴィー・サウンドラック・ストラテジーズ(Youthmovie Soundtrack Strategies)である。現在はトランペット奏者を新たに加えた5人組として活動している。
"Hurrah! Another Year Surely"というミニ・アルバムはリリースしているものの、いわゆるデビュー・アルバムというものは来年初めに発売される予定だそうだ。そのアルバム、今年の春に既にレコーディングは終了している。5月頃だっただろうか、レコーディングの様子をビデオ日記にしてオフィシャル・サイトに載せていた。
そんな彼らは9月から約5週間にわたって英国ツアーを続けてきた。この日の地元オックスフォードでの公演がツアー・ファイナルとなる。MCでは36公演目と言っていたように思う。ほとんど休みなしだったわけだ。しかしながら、この翌日から新たに2週間に及ぶシックスティーファイブ・デイズ・オブ・スタティック(65 days of static)とのツアーが始まるというのである。
実はこの2バンド、2年前にも共にツアーをしていたことがある。その時に初めて知ったバンドなのだが、この2年間で見違えるくらい素晴らしいバンドに成長していたことをとてもうれしく思った。ライブ写真はこの2日後のサウスハンプトンのものを使用している。サポートとはいえ、限られた時間でトラブルに見舞われながらもインパクトのあるライブを見せてくれたのだが、やはりヘッドライナーとして登場したこの日のステージの方が印象に残ってしまう。
会場となったのは旧ゾディアック。オックスフォードの老舗ライブハウスもこの9月にカーリング・アカデミー・オックスフォードとして生まれ変わり、他都市のカーリング・アカデミー同様に、規模の異なる3つのライブ・スペースを有するようになった。キャパシティー400人弱の部屋はそのままゾディアックの名称が使われているが、どのくらい雰囲気が変わってしまったのかは初めてここを訪れる私には分からない。
今年5月に開催されたATP(All Tomorrow's Parties)でのライヴ音源を3曲無料ダウンロードできるサイトもあるので、どんな音楽なのかということは聞いてもらう方が早いと思うのだが、なんとも複雑にリズムが変化する変速、変調ぶりが特徴のひとつかもしれない。ユニークな存在だと思う。
2年前と比べての大きな違いは、曲の幅広さだけでなく、そのヴォーカルの力強さ。以前はインストゥルメンタルの曲とヴォーカルを入れた曲との落差が気になっていた。だが、もはやその声に何の迷いもない。たくましさを増したまっすぐな声は、トランペットの音色と同様に、ギターやベースの大きな音や変速ドラムに負けることはない。その調和があまりに美しく、アルバムの発売がとても待ち遠しくなってしまうのであった。
9月に発売したシングル"Honey Slides"で競演したアダム・グネイドというアメリカのアーティストが前座を務めていたのだが、ショーの最後はその彼を加えてのカオス状態に。自身のステージではバンジョーだけで弾き語っていたクールなアダムだったが、ここでは突如パンクなヴォーカリストに変身。狭いステージで激しく歌うだけでなく、ユースムーヴィーズのヴォーカリスト共にフォト・ピットに降りて暴れていた。
同じようなものだけを延々と聞かされるようなライブより、初めて聞くだけでは体がついていかないくらい様々な側面を見せてくれるライブの方がやはり楽しい。ざっとネット上を眺めるてみると、日本にもYMSS時代からのファンも多いようなので、そんな彼らにもいつの日かこのライブならではの感覚を体験してもらいたいなと思う。
* 写真は10/29 Southampton公演のものを使用しています。
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report and photos by miyo
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2007
グッバイ2007 : シックスティーファイブ・デイズ・オブ・スタティック (28th Oct. @ レモン・グローヴ、エクセター)
YMSSからYouthmoviesへ : ユースムーヴィーズ (27th Oct. @ ザ・ゾディアック、オックスフォード)
カンタベリー・フェスティヴァルにて : セス・レイクマン (25th Oct. @ マーロウ・シアター、カンタベリー)
高架下にて : テ (20th Oct. @ 大阪福島ライブ・スクエア セカンド・ライン)
次章の序 : シベリアン・ニュースペーパー (19th Sep. @ 梅田シャングリ・ラ)
大阪、初ワンマン : 中山うり (31st Aug. @ 梅田シャングリ・ラ)
CD reviewゴッド・イズ・アン・アストロノウト
:"ファー・フロム・レフュージ" (15th Aug.)
ガラス張りのカフェにて : シベリアン・ニュースペーパー (8th Aug. @ 神戸カフェ・フィッシュ)
神戸Varit3周年記念ライブにて : シベリアン・ニュースペーパー (21st July @ 神戸ヴァリット)
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これが、アイシス : アイシス (26th May @ コーポレーション)
ザ・ミリマー・ディザスター : ザ・ミリマー・ディザスター (14th May @ バーミンガム・アカデミー2)
ザ・デストラクション・オブ・スモール・アイデアズ・ツアー : シックスティーファイブ・デイズ・オブ・スタティック (14th May @ バーミンガム・アカデミー2)
旬のものは旬のうちに : ザ・マカビーズ(6th May @ マンチェスター・アカデミー2)
光と音の洪水の中で : ジ・アーリー・イヤーズ(4th May @ ザ・ウインドミル、ロンドン)
CD review シックスティーファイブ・デイズ・オブ・スタティック :"ザ・デストラクション・オブ・スモール・アイデアズ" (25th Apr.)
三者三様 : ドン・キャバレロ (24th Apr. @ 心斎橋クラブクアトロ)
また来たのと言うなかれ : シックスティーファイブ・デイズ・オブ・スタティック (25th Mar. @ 渋谷クラブクアトロ)
一度は見ておくべきもの : コンヴァージ (12th Mar. @ 心斎橋クラブクアトロ)
オオサカ発、セカイへ : シベリアン・ニュースペーパー (2nd Feb. @ 梅田シャングリ・ラ)
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2006
ザブトン席にて : シベリアン・ニュースペーパー (17th Dec. @ ヘップ・ホール)
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光と音 : モグワイ (11th Nov. @ 新木場スダジオ・コースト)
轟きとどよめき : モグワイ (8th Nov. @ 難波ハッチ)
ライブ治癒力 : ミステリー・ジェッツ (4th Nov. @ 心斎橋クラブクアトロ)
コラム バック・カタログ : アレクシス・コーナー(31st Oct.)
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東名阪 : ザ・フューチャーヘッズ (6th Sep. @ 渋谷オー・イースト)
まったりと : ザ・フューチャーヘッズ (5th Sep. @ 名古屋クラブ・クアトロ)
温度差なんて : ザ・フューチャーヘッズ(4th Sep. @ 心斎橋クラブクアトロ)
初来日ライブ・レポ : シックスティーファイブ・デイズ・オブ・スタティック (15th Aug. @ タワーレコード渋谷店)
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CD review ジョン・ピール・アンド・シーラ :"The Pig's Big 78s" (26th May)
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ウクレレとセピア色な歌声と :ジャネット・クライン (23rd Apr. @ 心斎橋クラブクアトロ)
CD review アレクシス・コーナー :"kornerstoned" (19th Apr.)
レディオ・プロテクター・UK ツアー2006 : シックスティーファイブ・デイズ・オブ・スタティック (06/03/03 @ Sheffield The Leadmill and 06/03/04 @ Manchester Academy 3)
半年後調査 : ジ・アーリー・イヤーズ (5th Mar. @ バー・アカデミー・バーミンガム)
気負うことなく : NMEアワーズ・ショー 2006 feat. ナイン・ブラック・アルプス、ザ・ロングカット、ウォルフマザー (24th Feb. @ ロンドン・ハマースミス・パレ, ロンドン)
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