buttonドン・キャバレロ、 フロム・モニュメント・トゥ・マセス、
シークエンス・パルス @ 心斎橋クラブクアトロ (24th Apr. '07)

三者三様


  インストゥルメンタルの楽曲を演奏する3バンドによる競演となったこの日のオープニング・アクトは横浜出身のバンド、シークエンス・パルス。ニュー・アルバム『Play both ends against the middle』の発売を翌日に控えた彼らだが、この日の出演者の中で最も音量が大きかったのはこのバンドだったのではないだろうかと思う。ステージ上にはギターがふたりにベースとドラムとキーボード。じっくり聞くには適した楽曲かもしれないが、ライブという場において「見せる」楽しみも加わればより広がりが増すバンドなのかもしれない。だが、いわゆる「インストもの」の音楽は、ただじっとつっ立ったまま聞くのが一般的なライブの楽しみ方なのだろうかと考えてしまった。

  次に登場したのはアメリカからやってきたフロム・モニュメント・トゥ・マセス。間違いなくこの日のベスト・アクトは彼らだったと思う。アルバムで聞く以上の迫力があり、アルバムと同じくらい打ち込みされた音と生で奏でられている音の調和というかバランスが素晴らしい。そして何よりも、バンド自身のエネルギーがしっかりと観客に伝わっていくのがとてもよく分かる。これぞライブ。会場に足を運んだ人にしかわからない空気だ。余計なおしゃべりなどいらない。それほど激しく動き回って演奏するというわけではないのだが、なぜが見る者を虜にしてしまう3人なのだ。限られた時間の中で、無駄なくシンプルに自分たちの持ち味を遺憾なく発揮することができる彼らのライブ・パフォーマンスは、今後もっと多くの人に体験してもらいたいと思う。ちなみに、新曲が数曲披露されたのだが、待ち望まれる新譜は来年2月頃の発売になるのだそうだ。

  そして、ドン・キャバレロ。大柄の男3人がステージに現れ、まるでゾウがのしのしと歩いているかのようにスタート。1、2曲終わるとチューニングを行う。その間にMC。静けさを埋めるためのものなのだろうが、どうにもこれが「すべって」いるように見えて仕方ない。大汗をかいて大きく息をして体調が悪いのかどうだか分からないが鼻をすすりスティックを交換するドラマーの姿が印象的。ライブの流れ云々は関係ないようで、いたってマイペースに進む。先ほどのフロム・モニュメント・トゥ・マセスとは対照的だ。終盤に進むにつれ徐々に曲調は激しくなってくるものの、どうにも彼らの音世界に入り込むことはできなかった。

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