Longview @ Night & Day Café, Manchester (11th Feb. '07)
 |
 |
 |
 |

昔からのファンだったらロングヴューのキャリアは他のバンドには類を見ないような、複雑な道を進んできたことはご存知でしょう。2003年にファーストアルバム『マーキュリー』を発表したときには各メディアから大絶賛を受け、そのまま一気にスターダムへとのし上がるかと思いきや、彼らの複雑な道のりの中で行く手を見失い、現在の沈黙状態に至っている。前作からはすでに4年経っているがセカンドアルバムの発売はまだ正式な発表にはなっていない。空白の時が過ぎるなかで彼らのマイスペースにてひそかに新曲が発表されているだけの状態だった。
ライブサーキットからもすっかり姿を消していた彼らだけど、突然に2回の小規模ライブを発表。1日目はバーミンガムにて、2日目は数々の有名アーティストを送り出してきたマンチェスターの老舗ヴェニューでもあるナイト・アンド・デイにて。この2日目はシューゲイザーのインフルエンスを持つバンドをセレクトして企画されるクラブナイトであるSonic Cathedralが主催。元々人気のイベントでもある上に、超久々のロングヴューのライブともあれば、もちろん売り切れになったのは言うまでも無く。そして、かつてロングヴューとコラボをしたこともあるウォルリック・シュナウスがキーボードで参加することになった。
この日のライブは演奏曲の半数近くがマイスペースで次々と紹介された新曲だった。『マーキュリー』の頃に比べるとはるかにエモーショナル。ギターの重点度も以前よりも上がった感じもあり、激しさを増していた。今まではバッキングヴォーカルに参加していたギター担当のダグは今回は歌なし。彼にはマイクスタンドが用意されていなかった。そして轟音の嵐になったり、やさしい音色になったりするギターは妙に人の感情を思わせるものがあった。観客も我を忘れて曲に身を任せている感じがあからさまだった。
こんなにすばらしいバンドがなぜ闇の中に立ち止まり状態にならざるを得ない状況になってしまったというのが不思議でたまらないと思わせる夜だった。今回のライブは彼らの本来のバンド名のスペルであった『Longview』で発表されていた。セカンドアルバムの発売はまだ形になっていないかもしれないが、マイスペースのブログにも書いてあるように原型はすでに出来上がっているらしい。そして見失っていた自分達の進むべく道が今は見えているとの事。先に進むにはかなり厳しい状況を超えていかなくてはいけないかも知れないが、彼らだったら克服できる勇気はあるだろう。そう信じている。
comment and photos by emi
|
|
emi's works
mail to
2007
Longview (11th Feb. @ Night & Day Café, Manchester) supported by Maps
Aqualung (2nd Feb. @ The Spitz, London)
2006
Snow Patrol (18th Dec. @ Wembley Arena, London) supported by
Elbow
Thirteen Senses (13th Oct. @ The Luminaire, London)
Cohesion Live (23rd Sep. @ Platt Fields Park, Manchester) : Intro, I Am Kloot, Get Cape. Wear Cape. Fly., Nine Black Alps, Graham Coxon, Elbow, Badly Drawn boy, The Longcut
The Morning After Girls (20th Sep. @ Buffalo Bar, London)
Polytechnic (8th Aug. @ Buffalo Bar, London)
The Longcut (25th Jul. @ Lock 17, London) supported by
Mumm-Ra
The Longcut (22nd Jul. @ Norwich Arts Centre)
The Longcut (15th Jul. @ Oxford Zodiac) supported by Mumm-Ra
"London Calling" Stylish Riots Night feat. Komakino, Metro Riots, Mando Diao, & !!! (chk chk chk)(29th Jun. @ Koko, London)
Fields (5th Jun. @ The Spitz, London)
|
|