buttonマキシモ・パーク
@ ブリクストン・アカデミー、ロンドン (6th Oct. '06)

このライヴを観てから死ね

Maximo Park
天井近くの蔦が絡まったバルコニー、不気味なオスカー像の様なオブジェなど、古くは劇場であっただけに格式が感じられるもどこかテーマ・パークのお化け屋敷の様に不気味さ漂うここブリクストン・アカデミー。つい先頃街中のファスト・フード店で殺傷事件が起こったばかりの、ギグがなければ絶対に近寄りたくないロンドンの地区ナンバー1。だから帰りの足取りも期待を持って観に来たギグの内容に大きくかかっているのだ。

Maximo Park 今夜のマキシモ・パークは常にラジオやTVでそのライヴを聴き、観ながらも、実際に出向く機会を逸していたバンドの一つ。エモーショナルでエッジの鋭いギター・サウンドに、英国気質のアイロニーと優美なメロディが魅力の中堅インディ・バンドだが、CDを聴いていると中盤にもたつき、似た様な曲にダレてしまいそれほど驚異的な印象がなかった。しかしながら今回のライヴを観て、ぶったまげたの一言である。派手な照明に彩られたステージを開脚及び欽ちゃん飛びで暴れ回り、しかも息一つ切らさずに声量たっぷりに歌い上げるヴォーカリスト、ポール・スミス。全身白づくめの衣装で足を八の字に広げ舞台を牛耳るその姿はまさにフロント・マンの名に相応しい。そんな彼に負けず劣らずキーボーディストのルーカスも鍵盤を弾きながらけんけん、ぱっぱと細長い足で跳ね飛び、ステージ前方で観客を煽り、時にポールと絡まり狂い乱れたダンスも。後方のメンバー3人は定位置に収まりがっしりした演奏を響かせ、高揚するそのバンド・サウンドはCDのそれよりも500倍良い。それは観ている側にも十分感じられることなのだろう、フロアは人の津波、2階席は人の地震である意味熱狂を通り越した、自然ならぬロック災害の発生である。

Maximo Park秋ツアーの最終日であるこの日、ヘッドライナーとしてブリクストンに立てて非常に嬉しいと感極まった様子のポールはMCで若干声を詰まらせ、いや裏返らせながら、この驚喜、歓喜、熱気三位一体の空間を心から楽しんでいる様子で、本を片手に歌う独自のパフォーマンスから、アンコールの3曲まで最後までマキシモ・ワールドを貫徹し満員御礼の会場を征服した。まさにロックがロックたる所以のギグ。ザ・開脚王に満場一致で芸術点6。


-- Set-list --

Girls Who Play Guitar/Now I'm All Over The Shop/Graffiti/Postcards Of A Painting/Fortonight/I Want You To Stay/Monument/Limassol/My Life Is A Reverse/Signal And Sign/The Coast Is Always Changing/The Night I Lost My Head/Isolation/Once, A Glimpse/Nosebleed/Going Missing/encore/Kiss You Better/I Want You To Leave/Apply Some Pressure
report by kaori and photos by akemixxx.

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http://www.maximopark.com/


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"Apply Some Pressure" (US import / UK import / Maximo Park - Apply Some Pressure - Single)
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