オーケイ・ゴー @ HMV、ロンドン (28th Sep. '06)
時間が押せば客も押す
HMVオックスフォード・ストリート店の特設ステージ近辺は溢れんばかりのキッズの山である。本日登場するのはシカゴ出身の4人組、オーケイ・ゴー。シングル、"ヒア・イット・ゴーズ・アゲイン"リリースを記念してのインストア・イヴェントなのだが、柵にへばりつくように前方を13〜14才とおぼしき少女達が陣取り、彼らが現われるのを今か今かと待ち詫びている様子。モニターに彼らのダンスが楽しいPVが映し出されると皆が合唱し出し、ぎゅうぎゅう、すし詰め状態にもかかわらず両手を空で振り回しノっている人あり。しまいにはオーケイ・ゴー・コールが叫ばれた。観客の期待はとても高まっているというのに、肝心のパフォーマーがいっこうに現われない。
人が押し合いへし合い、行儀の悪いガキんちょがセキュリティに叱咤される中、開演予定時間を30分ほど過ぎてやっとこメンバーがステージへ。歓喜の声は一気に上がり、女の子の悲鳴が轟く。ドラムスのダンが不在ではあったが3人体制でアコースティック・ヴァージョンの"ア・ミリオン・ウェイズ"、"オー・レイトリィ・イッツ・ソウ・クワイエット"、"ヒア・イット・ゴーズ・アゲイン"。を披露。2曲目と3曲目でギタリストのアンディとベーシストのティムが入れ替わりでグロッケンシュピールを叩き、コーラスに加わる。フロントマン、ダミアンの低高音共にしっとりとした色気のある声が会場に良く響き、時間の都合上3曲しか聴く事ができなかったのが惜しいくらい彼らの味が出て来た所で終わってしまった。
キャッチーなメロディーを屋台骨に、どこかセンティメンタルではあるけれど、骨っ節が強いロックでもって陽気に踊りたくなる気持ちにさせる曲陣。ダミアンの女殺しなルックスは言うまでもなく、バンド・イメージに強力なちょっと不思議なメガネ&モミ上げ兄さん、一見小綺麗だけれど実は怪しいタイ・センスなどなど、音、見た目とメジャーを狙えるダーク・ホースとして要注目であります。
-- Set-list --
A Million Ways/Oh Lately It's So Quiet/Here It Goes Again |
report by kaori and photos by akemixxx
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mag files : OK GO
時間が押せば客も押す (06/09/28 @ HMV, London) : review by kaori
photo report (06/03/17 @ Dirty Dog Bar) : photos by ryota
photo report (04/02/06 @ The Mercury Lounge,NYC) : photos,comment by ryota
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