buttonクローヴァーズ @ 渋谷ラッシュ (9th Jul. '06)

アヴァロンのイメージが見えた


Clovers
 開演予定時間から30分近く押し、最初の一杯も飲み切って「まだかな」と思い始めた頃、ヴォーカルのツヨシがバグパイプを抱えてふらっと登場。無造作に演奏を開始する。クローヴァーズ初のワンマン・ライヴの幕開けだ。まだミニ・アルバムを一枚出したばかりなのにいきなりワンマンとは、ずいぶん大胆といえば大胆だとも一瞬思ったが、いやいや、でもニューカマーバンドはそのくらいの勢いと心意気でいってもらわないと。前半数曲の時点で早くも"桜露来歌"を演奏してしまう出し惜しみのなさにも気合を感じる。

 当然、個人的にこの場で初めて聴くナンバーや、まったくの新曲も多かったのだが、それらを聴いてみて確信したことがあった。このツアーが開始された頃、クローヴァーズは突然フジロック・アヴァロンステージへの出演が決まった。だけどその大抜擢も、これら持ち曲を聴いているとなるほどと思えてくるのだ。ゆるく揺さぶる感じの曲、アッパーなんだけどどこか牧歌的な曲など、極めてアヴァロンのイメージに近いパディ・ビートばかり。突如あの場所に現れて演奏をはじめたとしても、好意的に受け入れられると思う。フロッギング・モリーあたりのファンが通りかかったらお互いに幸運だと思うのだけれど。

 演奏はまだまだ不安定で荒い部分もあるし(中盤"ドリンキンソング"あたりでやっと安定してきた)、若さゆえのステージングの力みも感じられたが、そこはもうちょっと長い目でみてもいいじゃないか。アンコールではチェリー・コークスの面々が飛び入りして一緒にポーグスの"アイリッシュ・ローバー"を演った。ポーグスの単なるコピーバンドみたいなのが増えるのは勘弁だが、ちゃんとエッセンスを吸収・消化して再表現できるのならば、この辺のシーンはこれからもっと面白くなるかもしれない。

-- setlist - (原文まま)

オープニングザクローバーズ / ジュニュインヒーローズ / 1,2,3,4 / 桜露来歌-おうろうらいか- / ワゴンザハイウェイ / ミザリー / ドリンキンソング / 新曲 / サスピション / ディアフレンド / 道 / ヘブン / やがて散りゆく花のように

-- encore -

島 / アイリッシュローバー with THE CHERRY COKE$
review by joe and photos by 名島直亮
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The Clovers

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Debut Mini Album

Clovers

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