buttonDJバク @ クラブ・ピーズ (7th Jul '06)

DJ BAKUにエモーショナルを期待する記しとして

DJ Baku
 DJにとって頼れるのは自らの腕ひとつ。ライヴで魅せることのできる一握りのDJとは一体どこがどうなって"他と違う自分でしか生み出せない場"を作り上げるのだろう。それは、自分自身なのではないかと。DJやMCのライヴを観るといつもその"無防備さ"、"丸腰ぶり"にドキドキしてしまうし、その緊張感こそヒップホップ音楽の醍醐味だと思えて仕方がないのだけど、やはりというか、そこに人間味のひとつでもスパイスとして注ぎ込んでもらえると、エンターテインメントはひと回り広がりをみせる。長く楽しめる、と思うのです。

 見せ場を軸に置き、山あれば谷あり。圧倒的に長く"緩"の時間を登り続け、"急"で突然に不意をつくような爆裂テクニックの応酬劇、このポストロックとでも言えそうな展開美はDJ BAKU本人のストイックあってこそ。ただ、いまはファースト・アルバム発売直後ときており、今までとは違なる形で自らのトラックを携え、オーディエンスとの"あ、うん"の距離が曖昧になりがちな時期を迎えている。そういった意味で、DJ BAKUは第ニ章に突入したと言えるのかも知れない。その第一声が神戸で産声を上げるというのだから、見逃せる理由など見つかる訳も無く、アルバム『スピンヘッズ』のレコ発ツアー幕開け、7月7日にボクは足を運んだ。

 ここで改めて言うまでもなく、DJ BAKUのプレイに非の打ち所などノンノン。ノイズDJばりの爆音は冴え渡り、約1時間半、時間いっぱいで音楽表現するDJとしてのスケール感、アンビエントとアッパーの好配合、クールの一言に尽きるじゃないか。もう、このうえない感じ。ただ、クールとストイック、極彩色を好む自分のなかで音楽的に惹かれる要素でないハズのこれらをDJ BAKUは持っており、その、彼の音楽に強く興味を抱いているということが自分にとっていつも意外過ぎて。

 とすると、加速するように彼への興味は募るのであって、はじめに告げたようにエンターテインメントは広がりをみせる。そして、きっとボクは彼のもとに足を運び続けるのだ。今月はフジロックにKAIKOOイヴェント、DJ BAKUによる"邂逅"のシーンがまたひと回り大きくなりますように。祈るまでもなくその勢いは約束されているのだけどね。

ライヴ情報

DJ BAKU "SPINHEDDZ" TOUR 2006

7/16 sun UNIT @東京 『KAIKOO vol.3』
7/23 sun CLUB JADE @札幌
8/4 fri FAB-SPADE @姫路
8/5 sat WHOOPEE'S @京都
8/11 fri butterfly @福岡
8/12 sat Django @熊本
8/18 fri TRIANGLE @大阪
8/25 fri CLUB 414 @広島
8/26 sat creme @福井

その他のライヴ

7/1 sat 京都大学西部講堂 @京都
7/28 fri 苗場スキー場 @新潟
8/19 sat 山中湖シアター"ひびき" @山梨


review and photos by toddy
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buttonCD review : Spin Heddz(スピン・ヘッズ):(06/07/01) : review by toddy
button現実にペタペタ足つけて、踊りたいんだオレは:(05/05/13 @ Daikanyama Unit) : review by toddy, photos by hiroqui & Koji Kawamata
buttonmovie review : KAIKOO / 邂逅:(05/04/22) : review by toddy
buttonphoto report (03/12/24 @ Shibuya Club Quattro) : photos by hiroqui



the official site

DJ Baku

www.disdefensedisc.com

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The latest album

DJ Baku

"Spin Heddz(スピン・ヘッズ)"
(国内盤)


previous works

Dj Baku

DVD : "KAIKOO / 邂逅"
(国内盤)


Dj Baku

12'シングル : "KANNIBALISM / 畜殺"



"響現" (国内盤)
"Rebel Familia presents Solidarity" (国内盤)
"ホームブルーワーズヴォリュームワン" (国内盤)
"DJ BAKU 対 GOTH-TRAD, SAIDRUM, Bleeder" (国内盤)


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