ゴー・ジミー・ゴー @ 渋谷ラッシュ (6th Apr. '06)
ゆるくて激しいソウルなハワイ
音源をきいたところで作り上げられたゴー・ジミー・ゴー(GJG)のイメージは、ハワイアンはもちろん、スカも当然、そして何より意外と思わせるソウルの影響があって、トロピカルな彩りばかりが幅を利かせているわけではなかった。それだから、今回のライブで体感する生音を想像し、細かな影響が果たしてどれだけ顔をだすのかと、ゾクゾクしながら待つこととなる。
「ハワイ出身」と聞けば、現地に行ったことのない僕は、ご多分に漏れずパンフレットの中に大手を振って存在している、いかにもワイハ〜な立ち姿(アロハシャツに逆立てた短髪)を想像してしまう。だが、フタを開けてみれば、フロントマンはどっしりした体格、黒が基調になった服とハンチングを合わせていて、まるで夕暮れ時からパブでスタウトを流し込む人に多い風体である。かろうじて、弦楽器隊のカジュアルさと、ホーンの光沢、そしてレイ(首飾り)とシャカ(※)が、ゆるさを繋ぎとめてくれている。
※KONISHIKIがサントリーのCMでやってた指の形。親指と小指だけ立てて、あとは握ったままのアレ。
その黒服のハンチング、ジェイソン(Vo.)は、"Soul Arrival"のイントロが低い位置からテンポよく突き上げてくると同時に、ザ・ビート(イングリッシュ・ビート)ばりのジャブを繰り出すかのような2ステップダンスを踊りだし、以外にダーティな響きを持ったヴォーカルを披露。CDで感じた爽やかな風…というよりは、太く朗々と響きわたる声質で、ぶっといサウンドのひとつとして鳴っている。面白いことに、ハーモニーが重なるとハワイアンの原色が、ジェイソンのヴォーカルが重なると、ソウルの黒みが浮き出てくる。
このバンド、探れば探るほどバックボーンが見えてくる上、彼ら自身も全く隠していない。トミー・マクックをカバーしたり、「スカンクの屁」__アメリカはロングビーチのけだるいラリパッパァさ__も匂うし、車のノッキングに似たドモリのMCも、ダンスホールレゲエから拾ってきたんだろう。エリック(T.Sax)の音は若いものの、金管全体が震える力強さを感じたし、チョーキングでフレットレスな南国サウンドを生み出すイアン(G.)の存在も、無くてはならないものなのだ。アンコールでは、ダンディ・リビングストンの"Rudy, A Message To You"フ中に、パラゴンズの"The Tide Is High"とデズモンド・デッカー"0.0.7.(Shanty Town)"を混ぜ、ワンコーラスごとに切り替える技を披露。めくるめくチャンポンの技に、この日何度目かの「エンジョイ」を強く、強ーく実感するのであった。
|
|
Go JImmy Go Japan "Island Sounds Tour"
6th Apr. Shibuya Lush, Tokyo
7th Apr. Osaka Sujnsui
8th Apr. Kobe Club Zink
9th Apr. Fukuoka Keithflack
10th Apr. Nagoya Club Up Set
11th Apr. Hamamatsu Mescalin Drive
12th Apr. Shimokitazawa ShelterPLS check the details here.
review by taiki and photos by maki
|
|
|