昭和元禄クレージー天国 feat. ジー・フィフティーズ・ハイ・ティーンズ、 サロメの唇、ザ・50回転ズ、ザ・キャプテンズ @ 下北沢クラブ251 (13th Feb '06)
2006年、ロックンロール最前線 - Part 2
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次に出てきたのは、サロメの唇。ギター、ベース、ドラム、フルート、ヴォーカルという編成である。彼らの音楽はラウンジと呼ばれているようだが、全然くつろげない。聴く者に緊張感が要求されるものである。それは、ヴォーカルの橘京子のキャラクターに負うところが大きい。美しいが幸薄そうな70年代アイドル顔、たとえれば、岡田奈々のような感じ。60年代風の衣裳とメイク、唇が艶やかに光る。そんな彼女が歌い出すと、暗くて強い歌声がライヴハウスに広まり、一瞬に冷え冷えとした空気に変わる。彼女は歌っているとき以外は口を開かない。笑わないし(ちょっと表情が柔らかくなったかなというのはあった)、MCはベースの人に任せている。この「ツン」とした空気が、くつろげないラウンジ・ミュージックたるゆえんだ。リズム・セクションも、けっこう硬質である。プロコルハルムの"青い……"じゃなくて、ハプニングス・フォーの"あなたが欲しい"に、これだけの背徳的なニュアンスを込められるのだからすごい。あのオルガンのパートはフルートがやっていた。後半からはダンサー2人が入って、より観せるステージへを作る。そのダンサーたちも全く笑わず。
この強力な世界は、まさに中央線的な闇であり、いくらアップ・テンポの曲を演奏しようとも、渋さ知らズから活力を抜いたような、凛として冷ややかな彼らの音楽はかなり引き込まれるし、このバンドのおかげで、イベントにメリハリがついたのではないかと思う。
report by nob and photos by hanasan
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