ソイ・ミュージック・フェスティヴァル feat. モダンドッグ, ウィスット・ポンミニット, クリケットパー, ウィット&ダック・ユニット @ 横浜バンクART NYK (29th October '05)
「横浜ベイエリアがタイになった日 DAY1」
- モダンドッグ -
とにかく今回、最初にわかったことはモダンドッグというバンドがタイでものすごく人気があるということだ。モダンドッグはこの日最後のバンドだったのだが、待ち時間から会場がざわめきだしたのははじめてのことで、この時、急にタイ人のテンションが浮き立ってみえた。となりにいた人は日本人じゃなくてタイ人だったんだと、そこではじめて気づくぐらいにはっきりと変化があった。出演者のタイ人たちもみんなよろこんでいる。もちろん日本人のファンもいただろう。でも「モーダンドッグゥ−!!」というタイ語なまりのおおきな歓声ばかりがよく聞こえてきた。
モダンドッグはメインボーカルのP-Pod、ギターのP-May-T、ドラムのP-Pongの3人で、タイではオルタナティブ・ロックのパイオニア的な存在のバンドであるらしい。前に私はsoi-musicのイベントでPodさんの歌とギターを聴いたことがあった。その時はアコースティックライブだったのだが、その歌声とゆるやかな空気にすっかり魅了された。モダンドッグとしては今回はじめて見ることになる。ベースにはバッファロー・ドーターの大野ユミコが加わった。Podさんの少し鼻にかかったような声は個性的で魅力がある。アコースティックライブの時に見せた姿とは全く違い、バンドではエネルギッシュで力強かった。しっかりと安定感のあるリズムにすこし変調するギターの音が心地よく耳になじむ。時にPodさんはギターを置いてステージいっぱいに動きまわり踊りながら歌ったり、ギターを持ち直しメローでせつない曲を歌ったり、ライブの運びもうまい。
ルールを知っているファンたちは独特の振りつけをしたり、ある曲では携帯の灯りをペンライトのように灯したりもしていた。Podさんの英語、日本語、タイ語のミックスMCもなんだか緩いのでつい微笑んでしまう。これもまたタイ人独特のほんわりとした雰囲気だ。1曲、間違えてしまったらごめんなさいといって"ther thao nan"というオリジナルの曲を日本語で歌った。Only youという意味のスローな曲。噂によるとPodさんはとても日本の音楽が好きらしく、特にフィッシュマンズが大好きでライブではよく"Baby Blue"を日本語で歌っているが、そのフィッシュマンズ好きがこうじてとうとう11月のフィッシュマンズのツアーにボーカリストとして出演することにもなったのだ。
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ちなみに2005年のフジロックには通しで3日間、さらに、はるばる石狩埠頭のライジングサンまで足を運んだというからかなりの気合いが入っている。そんな日本びいきのPodさんの歌は日本人の観客の心にもちゃんと届いたし、モダンドッグというバンドの実力もよく伝わった。また、海沿いの倉庫という、会場のシチュエーションにもきっと合っていたのだろう。まるで映画のなかにいてあるバンドの栄光をみているような気持ちになったりもした。モダンドッグはそういうキラキラした輝きと、新鮮さ、そして実力も重ね合わせたとてもいいロックバンドだと思う。
後日、モダンドッグのホームページ(http://www.moderndog.biz/)をみてみたらどうやら3人のフィギュアがあることがわかって、改めてそのタイでの人気ぶりを思った。もしかしたら、タイの若者たちにしてみれば今回のようなちいさなステージでモダンドッグをみるということは今やありえないことなのかも!?
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review by aizy and photo by izumikuma
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no title : (05/10/29 @ Yokohama BankART NYK ) : review by aizy,photo by izumikuma
photo report : (05/10/29 @ Yokohama BankART NYK ) : photo by izumikuma
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