Lonesome Dove Woodrows @ Shimokitazawa Shelter (5th Oct '05)
「帰れっ!」て言われても帰らない!!
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以前レポートさせてもらったイカしたカヴァーバンド、ターン・テーブルズでメインヴォーカルを担当していたターシさんの実家に遊びに行った。「実家」といってもお父様、お母様のいらっしゃる家ではなく、バンド、ロンサム・ダヴ・ウッドロウズ(以下ロンサム)のライヴに行ったのだ。本人が親しみを込めて「じぶんち(家)」と呼んでいるから、実家といって間違いではないと思う。しかも、この日は2ndアルバム『Charade Moon』のレコ発ツアーイヴェントだったのだからなおさらだ。
ツアー7本目の東京はThe Neatbeatsと新生・惑星を迎えて、文句なしのロックンロールパーティ。ショーのトリでロンサムが登場すると、前2バンドですでに熱くなっていたフロアがさらに過熱状態になった。やっぱり主役のパワーはすごいわ。"Fly Out"から始まって、"Red Butterfly Boogie"、"Beat Up Baby,Bring Me Down"と新譜からたっぷり届けられるナンバー。一瞬たりとも止まることのないような音の洪水に呑み込まれていく。『Charade Moon』を聴いたときから「おっ!」と思うものはあったけれど、ライヴだと音源の100倍くらい迫ってくるものがある。
猛スピードで走っていくライヴに巻きこまれながら、最初にロンサムを見たときのことを思い出していた。あの時は、ステージから「帰れっ!」といわれて「す、すいません…(怖い!)」としっぽ巻いて逃げ出したくなった。でも今は、そう言われたって「ぜーったい帰らないもんね」とふんばれるようになった。なんでだろ? 自分が打たれ強くなった?(それはないな…)。ターシさんのキャラがソフトになった(これは少しある)。ロンサムのライヴが帰りたくなくなるくらいカッコ良くなっていた。これだっ!! 最大の理由はやっぱりこれでしょう。アンコールの"It's Alright…Go Home!"が終わっても誰も帰ろうとしなかったくらいなのだから。Wアンコールでようやっと帰る気にはなったけれど、またすぐにライヴが観たくなった。「ブギー好き?」と聴かれて迷わず「Yeah!!」と応えてしまう人は、絶対ロンサム・ダヴ・ウッドロウズを体感するべし。
--Set list--
1. Fly Out/2. Red Butterfly Boogie/3. Beat Up Baby. Bring Me Down/ブラック・バニー・ブルーズ/5. Shooting Bright Star/6. 死神のブギー/7. Knock On Down/8. ステンレス・ブギー・シューズ/8. Cool Blue Dance/9. シェイクはとまらない/10. サニー
-- encore.1 --
1. Come On. Come On/2. ラスト・ファニー・ルーディー/3. It's Alright…Go Home!
-- encore.2 --
Rock Yard Stanpede
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Photos and comment by wacchy
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