The Captains @ Shibuya 0-West (16th Apr. '05)
身も音もシャープに
ザ・キャプテンズは、この夏は全国をツアーして回っていた。仙台出身である彼らは、新たなファンを開拓するということで西日本を重点的に回っていた。ハードなツアーだったのだろうか、傷彦とヒザシは痩せていた。登場はいつものようにヒザシが元気良く現れて、傷彦は妖艶に舞いながらステージの真ん中に歩みを進める。
一曲目は"夕焼けサンドビーチ"。いきなり疾走感のあるロックンロールナンバーで攻めてくる。ヒザシのギターが新しくなってテッドと白黒の色違いだが同じ形になっている。何よりも驚いたのは間奏で、フロント3人がいきなり揃ってダッグウォークをしたところ。知らぬ間に、こんな技を仕入れてきたとは。2曲目は"クレオパトラ・ブーガル"。ブーガルのリズムで始まり、途中からロックンロールに突入、そしてアラビアンなギター(っていうかギターはイスラムから伝わったものだから先祖返りか)が印象的な間奏で"恋するマタドール"のようにエキゾチックに踊る傷彦を観ることができる。メンバー紹介(ワンツードーンのヒザシ、健やか朗らかのテッド、ロックンロールで事件を起こそうぜのヨースケ)を経て、"砂浜ラブレター"。テッドのヴォーカルから始まる切ない海辺の恋は、激しさを増していき、傷彦が内ポケットからラブレターを取り出して、フロアに投げ入れるという展開へ。もちろんラブレターは争奪戦になる。"恋をしようよ"は恒例の傷彦失神があるんだけど、傷彦がフロアに降りている間も、演奏が続いているのが新たなアレンジ。そして最後は新曲で"太陽は知っている"。歌謡曲テイストが十分にありながら、ドライブ感を持つロックンロールであるという曲で、3人のコーラスも息が合っている。振付は"恋は赤道直下"と同じように腕を挙げたり下げたりする系のもの。
3ヶ月ぶりと、ちょっと見ない間に新しいものを打ち出してきているので、油断できない。音の方も傷彦の頬のようにシャープにソリッドになっているような感じだし、エンターテイメントとしても磨きがかかってきている。そんなキャプテンズの次回は10月28日に代官山UNITで単独ライヴなんで、加速していく彼らの姿を目に焼き付けよう。
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report by no and photos by mari
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mag files : The Captains
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