buttonBandwagon @ Daikanyama Unit (11th Sep '05)

スロースターター返上を望む
Bandwagon
 いきなり生々しい話ですまん。ちょっと前の話ですが、知人の書いたライヴ・レポートにバンドの所属事務所からクレームがきたんですよ。事実表記に誤認があるってのならともかく、それがちょっと納得いかないような高圧的な内容でねぇ。書いた本人をオレは良く知っているけど、元々売れてない頃からのそのバンドのファンで、バンドを思えばこそ厳しく書いた文章だったのに。こういうのって悲しくなるわぁ。

Bandwagon  で、そんな時にMAG同僚のtaikiからとあるバンドを紹介されたのです。「だったら一度バンドワゴンを観てくれませんか?『俺たちが悪いライヴをやった時は、遠慮なくその通りに書いてくれ!!』って言ってる、気合が入った連中なんで」

 その心意気や上等。ということでライヴハウスに行って噂のそのバンドを観る。が、しかし……最初の何曲かは正直、こりゃあ弱ったなあ、と思った。確かに気合は感じる。影響下にあるのは明らかにパンクで、歌詞はどうやら英語。けれどもどこか何かがまとまってない。申し訳ないけれどもtaikiの推薦じゃなかったら前半で見切りをつけて外に出てしまっていたかもしれない。

Bandwagon  ところが。中盤のMCで笑いを取り、それでリラックスしたのか、直後から演奏が一変する。ずっと単調に思えていたリズムにバリエーションが一気に増えたのもデカい。三連を使ってみたり、ハネてみたり。明らかに空気が変わっていく。また、曲によってはギタリストは楽器を鍵盤に替え、その世界観にはもっともっと奥行きがあることを示していた。その時演奏されていたのは新曲らしかったのだが、これがまた良かった。

 気がつくとのめり込み始めている自分がいた。が、惜しくも会場全体としてもノッてきた直後にライヴは終了。思わずちょっとため息が漏れる。終演後、会場に来ていたtaikiが「どうでした?」と訊くので率直に正直な感想を言うと、

「あー。確かにこのバンド、スロースターターの気があるかもしれないですねえ。いつも一番盛り上がるのが"ROCK THE CASBAH"以降ですから」
とのこと。それを先に言えい。危うく本当の実力を覗く前に帰ってしまうところだったじゃないか。

 しかし、そういうバンド体質は色んな意味でもったいない気がする。ド頭からオーディエンスにガツンと食らわせることができれば、ライヴのやり方にも幅が出てくるだろうし、何よりオレみたいな奴に「帰ろう」って気を起こさせることもなくなるだろう。対バンの客もどんどん食っていけるはずだ(現にすでに一部の客は取り込み始めているらしいが)。どこか放っておけないような好感を持ってしまうバンドなので(ヴォーカリストの人柄か?)、そういう部分の改善も含め、これからもっともっと伸びて行って欲しいなあ。

report by joe and photos by sam

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button 2005

button人生に迷ったときに : 勝手にしやがれ (23rd Sep. @ Liquidroom Ebisu)
buttonハニー、俺をジャガーで殴(ぶ)って : Detroit7 (21th Sep. @ Liquidroom Ebisu)
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buttonこいつら、わかってんなあ : インビジブルマンズデスベッド (12th Jul. @ 下北沢251)
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buttonColumn : これを聞かずに、死ねるか! : Elvis Costello "Armed Forces" (27th June)
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button若者よ、老舗の店に行こう : シオン (11th Mar @ リキッドルーム恵比寿)

button 2004

button世界中の窓を通して : スティーヴ・ニーヴ (17th Dec. @ 青山カイ)
button観・歓・感(観客、歓喜で、感極まる) : エルヴィス・コステロ (14th Dec. @ 東京厚生年金会館)
buttonアトラクションズの亡霊 : エルヴィス・コステロ (8th Dec. @ 東京厚生年金会館)
buttonこれはロックンロールですよ : ブン・ブン・サテライツ (30th Nov. @ 代官山ユニット)
button新たな顔の発見 : ポカスカジャン (12th Nov. @ 六本木センセーション)
buttonInterview : GAL盤(ギャルバン)の時代到来 !? 〜 東芝EMI・N氏に突撃! : 「GAL盤」レコ発ライブ (28th Oct. @ 渋谷チェルシーホテル)
buttonjoeのGlastonburyあれやこれや : Glastonbury Festival 2004 (25th-27th June @ Pilton, UK)
button道南パンク行脚 : イントロ / 番外編 vol.1 : 旭川には何があるのか 〜ザ・ジョニー・ボーイズ / vol.2 : 札幌のSKAシーンとは 〜髭楽団 / vol.3 : すすきのにヤマグチの歌心、染み入る〜 サンボマスター / vol.4 : 男四匹ガキ大将 〜 怒髪天 / 札幌はやはりアツかった 〜 ハワイアン6 (その1) / 苫小牧にバンドが来る理由とは !? 〜 Hawaiian6 (その2) / 胆振地方パンク活性化仕掛け人・FREE KICKカワギシ氏に訊く / 室蘭の堤防、決壊 ! ! 〜 ハワイアン6 (その3) / 変化と成長という旅を続けるバンド 〜 HUSKING BEE / エンターテイナーの特権 〜 10-FEET / 涙が円陣に落ちていく(そして、旅の終わり) 〜 10-FEET / アウトロ (25th May - 3rd Jun '04)
button日本発オリジナルSKA! : Doberman (9th May. @ 恵比寿ガーデン・ルーム)
button"magが果たし状を受けた !! : MURATRIX (7th May. @ 池袋マンホール)
button"ケン違い"って……!? : Ken Yokoyama (28th Apr. @ 渋谷クアトロ)
button4月11日、ハチ公前の祈り : 平和アピール集会 (11th Apr. @ 渋谷ハチ公前)
buttonブレイクするんじゃねえか!? の真相 : The Captains (27th Mar @ 秋葉原グッドマン)
button時間は止まったままだった : Rickie Lee Jones (26th Mar @ 渋谷文化村オーチャード・ホール)
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button会場を包み込んだもの : Ben Harper & The Innocent Crimiinals (4th Mar @ ゼップ東京)
button衝撃、冷めやらず : Three Bullets and a Gun (17th Feb @ 新宿ドクター)
button博多からの刺客!! : Mellow Yellow (17th Feb @ 新宿ドクター)
button情念は届くだろうか : Ghost (17th Jan @ 池袋アダム)



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