あふりらんぽ @ Tsujido Sputnik Cafe (10th Sep '05)
厚み増す年輪、追いかけても回帰
今年春から夏にかけて追いかけまくったあふりらんぽ、しかしここSmashing Magではボク名義で話をすると、6月3日渋谷のワンマン・ライヴ以来久々のライヴ・レポートだったりする。フジやライジングでも欠かさず観ていたので久々という気は全く無いけど、今後の予定を見る限りまたヨーロッパに行ってしまうみたいだし当分見納めのようなので、急遽出演が決定した辻堂海岸のあふりらんぽを観に行ってきました。
まずロケーションが抜群にイイ。この海岸っぷりに、ここまで道が混んでたり何故か道を間違ったりした車内のあれこれなんて軽く吹っ飛ぶくらいのチルアウト。現代人気味にあたふたする最近の自分には、『海』『月』『潮風』みたいに同類項でまとめられた大雑把なこの風景が骨まで沁みるほど。海ってスゴいわ。
それと同時に7月の江ノ島でズイノシンが繰り広げた『超人ライヴ〜ドラムとなって海へ〜』事件を思い出し、あふりらんぽも「こんな自由空間を与えられた始末なにか仕出かすんじゃ無かろうか、いや、必ずやってくれるさ」と期待膨らむ心象風景でライヴの時間を待った。
予定の時間から随分遅れてしまったものの、この環境にすっかり慣れてしまったのかセッティングのときから表情が柔らかい。いつもこういうときは良いライヴを見せてくれるので心配は無かったが、アメリカ・ツアーや日本の大型フェスを経た年輪の"表皮"でも掴んで帰りたいと思っていたくらいだから、"あかんこのまま帰さない"のはこっちの想いでもあるわけで。つまるところ、いつも次が気になるから今日も大いに楽しみなのさ。
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ずんぐり現れた赤いふたり、オニ(G、Vo)もピカチュ(Dr、Vo)も改めて見ると派手やなー、真っ赤なキラキラ飾りを首に掛けトライバルな化粧だもんさ、そんでもって「バババ、バ? バー、ババ?」と不思議な掛け声うめき声。今日も初見の観客はいるわけで、彼らが既に大喜びの様子を見るとこっちもそわそわと勇み、手に汗がにじんでくる。
止む気配の無いババババ言葉、「ウッ! バババババッ!」ギャッ_ ギャッ_ ってこれは..."ドドドド"が今日は"ババババ"なの!? 思わず吹き出し和んでしまったよ。
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とはいえ、今日もハイテンションが猛烈に。続く"あかんこのまま帰さない"のギター音は、籠った音なれオニのブンブン振り回す髪の毛とコラボしてグイグイっとサイケデリックな様相を呈しはじめる。その後もアンプの上に乗っかって転げ落ちそうなくらい激しくギターを掻きじゃくるわ、首から下げてたなんか大きめのホイッスルをぷーぷー吹きまくり終いにゃそいつをポーンと放ったらかすわで、オニの動きはこの日キレキレモード。なんだかスゴいことになってきた。
手数の多さで千手観音にも見えるピカチュの観音ドラムも、やはりオニの勢いと共にドッカドカ激しくなって行き、ドラムを叩いてポンポン身体が浮かんじゃってるピカチュを見ると「今日はいちだんと激しいじゃないか、おふたりさん!」と心臓がドキドキしてくる。同時に頬も緩む。
勢い炸裂してふたり倒れ込む姿、わーわーわめきながら観客の首に飾りを掛ける奇行、"雪景色"で溢れたインプロの海、どれもヤヴァかった。フェスんときと比べるアレじゃなかったんだなこれは。たまたまボクの正面でオニがギター掻き乱す瞬間があったのだけど、迫力の彼女、その表情見たらなんだか泣きそうになったよ。頼むよ、もう何回も観てるんだからさ...。ちょっと最後は呆然としてしまって「みんなで帰ろ」と言って海へ入っていった彼女らを見逃した。
最後は、期待していたはずの奇行やなんかはどうでもよくなっていて、恐ろしいくらいカッコエエふたりに見入ってしまっていた。そのおかげで今日は、海で観たあふりらんぽというより渋谷クアトロで初めて観たあの衝撃を思い出したもんで、ノスタルジックな一日になってしまったよ。いやぁ、帰りがなんか切なかったなぁ。
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report by toddy and photos by saya38
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2005
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