button新宿フォーク @ 渋谷PLUG (8th July '05)

Forever Changes
Shinjuku Folk
Shinjuku Folk  毎回何かが変わる。今の新宿フォークは、以前と違うものが次々と出てくるので気をつけなければいけない。この1年で髪型は変わるし、新しいメンバーは加わるし、バンドの名前は変わるし(そして戻るし)、歌詞は変わるし、今回は曲のアレンジが変わっていた。アレンジに関しては、よく変わるのであるけど、それだけ、試行錯誤を繰り返して曲を成長させようとしているのだろう。その変わっていく様子が面白い。もし、バンドがライヴを録音していたのなら、パール・ジャムやキング・クリムゾンのように大量にライヴ盤を作り、今までのライヴを比べながら聴けるようにして欲しいと思ったりする。○月○日の吉祥寺プラネットKと△月△日の秋葉原グッドマンと比べながら味わうのに耐えうるバンドなのだ。

この日は渋谷PLUGという渋谷の駅からこんな近いところにあるのか、と感心してしまうくらい近いところにあるライヴハウスで、内装がなかなか良い感じで、バーカウンターが広く充実している。200人で身動き取れないかな、というくらいなのでそんなに広くはないけど、座れるスペースもあるので圧迫感がないハコである。
Shinjuku Folk  さて、この日は冒頭で火花をキーボードから散らして"夏が来た"へ。梅雨のうっとうしさが明けると、この歌に歌われる季節に突入していくのだ。キーボードの音色が変わったし、ギターソロも加わったりして、違いが随所に見つけられるのだけど、根っこのファンキーさは変わらないし、ヴォーカルの小田切が作り上げる世界はむせ返る夏を強く感じさせる。そして"胸いっぱいの花束を"をはさみ、ピアノに導かれてダンサブルな"八月の空"。"SUNSHINE ROMANCE"あたりのオリジナルラヴが好きな人にぜひ聴いて欲しい。"合同合宿"は、大学のサークルとかゼミ合宿で夜は飲んで騒いで男女入り乱れて雑魚寝になってるときのテーマソング。「起きているのは二人だけだよ」「声を出したら彼氏に聞こえちゃうよ」「東京に帰ったらただの友達」最高に無責任で、スケベでファンキーな曲だ。途中のバッキングのピアノが妙に優雅で(何かの引用なのかも)面白い。そして、ソウルバラードな"キス"。続けて一途なラヴソングの"季節が変る頃僕は"なんだけど、以前は"冬が終る頃に僕は"というタイトルだった。曲調自体は変らないけど、タイトルまでも変ってしまったようだ。。 ファンキーで楽天的な"ベイビーソーキュートまで、全7曲、約40〜50分くらいがあっという間だった。男版・和田アキ子のようだった小田切のヴォーカルも、いつの間にか誰とも比べられないオリジナルなものになっているし、声がよく通るようになってバラードじゃなくても、歌詞がすんなりと頭の中に入ってきて、より彼らの歌の世界が近く感じられるようになった。この歌が広くみんなに聴かれる日もそう遠くないだろう、そんな気にさせるのだった。
report by nob and photos by sama
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