ザ・キャプテンズ @ 新宿ロフト (13th Jun '05)
やっぱりロックンロールバンドとして
この日、バー・スペースの方で待っていたら、セットチェンジ中はプリンスがかかっていた。そのためキャプテンズはまだ出ないのかと思ってロフト名物のオムライスを頼んだのだけど、会場が暗くなったのをモニターで確認して、遠くから聞こえてくるのは、"ペルシャの市場にて"だったから、オムライスをカウンターに残し、あわててライヴスペースに行ったのである。
この日は、「失神サーキット 新世界編ふたたび」と題されたツアーの最終日で、傷彦が「ツアーファイナル!」と叫んでライヴが始まった。よく見ると、濃紺の生地にダブルボタンの詰め襟という新しい衣装になっていた。まずは"夕焼けサンドビーチ"で疾走感あるロックンロールで飛ばし、次の"砂浜ラヴレター"の始まる前に傷彦は「しのぶれど色にでにけり我が恋は/ものや思ふと人のとふまで(隠そうとしていたんだけど「恋の悩みでもあるの?」って人に聞かれてしまうくらい顔に出ちゃっているよ:nob訳)」(by平兼盛)と百人一首の引用をする。歌詞も一部変更されていた。もちろん手紙をバラ撒いていた。
メンバー紹介のコーナーを経て、新曲"クレオパトラ・ブーガルー"。ヨースケのトライバルなドラムから始まり「ブーガルゥー、ブーガルゥー」傷彦が歌い、踊る。途中から激しいロックンロールに突入し、ヒザシは中近東ぽい雰囲気をギターで醸し出す。これは"恋するマタドール"のフラメンコと同じように非ロックンロールな要素を取り入れたものである。何で「クレオパトラ」で「ブーガルー」なのか謎なところも面白い。
そして、"失神天国〜恋をしようよ"。傷彦がフロアに降りていってから失神に至るまでの時間が長かったし、"恋は赤道直下"の振付講座も長かったように思えた。ラストの"恋のゼロハン"も、途中の傷彦の語りが復活して、ツアーの最後だけあって込められた気合いも、お客さんへのサービスも、持ってるものをすべてはき出していたのだった。そして"君といつまでも"が流れる中、いつものように挨拶して去っていった。
それにしても、彼らは女の子が喜ぶようなキャラクターだし、お笑いの要素は十分なんだけど、強く思ったのは、ロックンロールバンドだなぁということ。ロックンロールバンドとしてのポテンシャルも相当に高い。ステージ最前列に詰め掛けているのは、ほとんど女の子だけども、遠巻きに見守る男も実は多い。それは、キャプテンズに迫力と切れ味のあるロックンロールを見ているからだろう。
キャプテンズはこれから約1ヶ月の間隔を置いて、またツアーを始める。最終日が10月下旬の代官山UNITで単独なんだから、こりゃ凄い。
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