破壊宙 vol.2@ Shinjuku JAM(12th Jun '05)
feat: 903号室 , ワッツーシゾンビ , 巨人ゆえにデカイ
ZUINOSIN ,オシリペンペンズ
東京もんが集まるんも、こら〜当然だわ
「がんばれ! モタコがんばれ!」という観客の声。オシリペンペンズのモタコ(Vo)(ちなみに男性です)は泣きそうな声で「ちがうねん……ちがうねん。オレはもう戻られへんねん……戻れんとこまで来てもうてん」と愚図る。しかしどうしたことだろう。うどんサイケと呼ばれるオシリペンペンズの音汁がペヤッ! ペヤッ! と飛び散った瞬間、モタコにぶっとい"コシ"が備わったかのように見え、青年が一変ぺっとり血まみれの妖怪に変化する……その変わり様は悲しくすらある。そしてむちゃくちゃカッコイイ。で、なんだかんだで笑える。
この日最後に出たオシリペンペンズであったが、存在感は当然のように圧倒的で、ボクは「このバンドほど恐ろしいものは観たこと無いぜ」と断言できる。自らで割った"いいちこ"のビンの破片に、カラダを擦りつけ傷つけるモタコ。立ち上がったらひん剥いた目で誰を見るでもない、何かをゾーっと見る。んんん、怖い。しかし、それはただぼーっとしてるだけのようにも見え、バカらしくも見える。常に紙一重なのだ。
オシリペンペンズが出た。Zuinosinが出た。巨人ゆえにデカイも、ワッツーシゾンビも、903号室も。関西バンドのいいとこ取りのようなこのイベントに、大挙して東京もんが駆けつけた。会場は新宿JAM。キャパはどれくらいだろう、200人くらいか。超満員だぞオイ、もっすごい暑いぞ。ひとの数が凄いことになってるなぁと思ったのはワッツーシゾンビのライヴが終わった頃。そう、会場入りにかなり時間がかかったようだ。というわけで、一番手の903号室はカラカラだった。
903号室。もう、これはめちゃめちゃカッコよかった! まず、ドラムですよ。スネアの角度が結構おかしい。普通は地面に平行、もしくは自分の方に向けるのを、外側に向けてるんです。スネアを。よって、カラダを少し前傾姿勢にもっていくというスタイル。このカッコよさにはちょっと感動した。そんで、ライヴが始まったら輪をかけて凄い!
ドラムの彼はユニオンジャックのシャツにジャケットを羽織った出で立ち。腕と顔を振り乱した傍若無人なドラムさばきは正真正銘キース・ムーンを彷彿させるもので、もう動きとかほんと無茶してる感じ。さらに激ガレージーなギターが超ビンビン。ビンビン過ぎて破裂しそうだな〜と思ったらやっぱ破裂してステージにヘタり込んだ。そしたらなんと次の瞬間、ドラマーがヘタった彼にフロアタムを投げつけた! めちゃ非道! たぶん怪我したと思う。しかし、怒った様子もなくその後も限界破裂な闘い(バスドラに足をかけてジャンプしたり、ドラムセットぐしゃぐしゃにしたり)は繰り広げられ、ライヴは終了した。音(あまり伝えてない気がするけど……)を含めすごくいいバンドだと思った。
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report by toddy and photos by saya38
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