あふりらんぽ (afrirampo) @ Namba Bears (20th May '05)
い次元ワールド絶タイ楽しいYO=!
突き抜けたよ、あふりらんぽ。大阪まで行ってよかった! ライヴ終了直後、「ヤバイヤバイ」と御堂筋へ向かって必死に走る。夜行バスの時間が……間に合うのか!? あふりらんぽ"ドドドドドドドド"ツアーの初日、しかもワンマン。ライヴは2時間、40分押し。最後まで観てたらバスの時間にギリギリ間に合わなくなるのはわかっていた。しかし、途中で抜けることなど……ようやくタクシーをつかまえて「なんとかなりそうだ」と落ち着いた瞬間、わはは。笑った。終いにゃ感動して泣きそうに。感慨深いライヴだったよ、どうもありがとう。
あふりらんぽはオニ(Vo)とピカチュ(dr)の女の子デュオ。しかも若い。メジャーデビューしちゃって「あら〜デカくなったねぇ」と思っても、普通に会場の飾り付けで忙しいふたり、そういうの大事だよね。開場前にその様子をのぞかせてもらった。
赤い布や赤いシャツ、赤い帽子に赤いボンボン、ステージは赤いモンがベヤッと飾られ、あふりらんぽワンマン感が漂う。しかし、その様子のほのぼのしたことといったら、「(天井に吊るされたシャツを見て)そのシャツ洗濯物干してるみたいやん」「(スピーカーの上に置いた)鬼の人形落ちてこーへんかなぁ」「あ〜、大丈夫やと思うでぇー」「(ドラムスティックにつけたボンボン見て)やばい、これめっちゃかわいい」と、すくすくのびのび。学芸会みたい。
100人近くしか入らないライヴハウスは開場してお客さんが入ると順調にぱんぱん状態。ちなみにチケットはソールドアウト。彼女らの計らいでフロアの後方と脇にはビールケースが並べられ、ぎゅうぎゅうでも姿が見れる仕組みになっている。ますます学芸会のようなプリミティヴさ。
スタート時間になってもなかなか姿を現さないあふりらんぽ、そんななか流れるSEも絶妙。「100万個のハンバーガー、そればっかりを食べ続けるぞ」という歌詞が頭に残る名曲や、H Jungle with tの"FRIENDSHIP"など、謎の選曲。そしてそれらが何故か各4回ほど流れる。脳ミソ揺らされるなぁ。
客電が落ちて「ようやく登場!?」と思ったらなぜか外国人ふたり、うぉ〜あふりはまだかーー(涙)。んなこと言っても仕方がないか。ちなみに彼らはスウェーデン人らしい、たどたどしい日本語と、それをわざわざスウェーデンの言葉に翻訳する非生産的な前説、妙に可笑しくて会場もすっかりほっこり。そんなこんなで多少気がゆるんだところに、突然「どどどどど〜ど、どどどっど〜」という掛け声、やっとこさ赤い娘っこがやってきた! しかもピカチュは天狗(鼻が折れてる)の仮面で覆われている。ちょー謎。
1曲目、"ドドドド"。せまいせまい押される……それにしても「どどどど」としか言わないのに、轟音というわけでもないのに、なんでこう、楽しくなるかな。この"ど"の音は単純にドラムとギターの低音から擬音語として持ってきたものだと思われ、それってダンスミュージックだと思うし、ロックのダイナミズムでもあるわけで、この曲に関して言えば決まった形などないし、めっちゃ自由だし、まさしく音楽だと思う。名曲。
ところが、ここからははじめての感覚、なんかこう、しっくりこない。どうしたオレ、わからん。アルバムで何度も聴いたあんな曲やこんな曲を披露してくれているというのに、いつもに比べてガッと来ない。最近ライヴ観すぎたか!? CDで聴きすぎたか!? しかしそんなことは後付けの理由に過ぎない。そうこう考えているうちにひとつだけ理由が分かった、あふりらんぽのふたりがカタい(ような気がする)。本人たちのことだから思い過ごしかもしれないし、他の理由もあるに違いないけど、「いつもに比べて自由じゃない、どうした」という想いが廻る。
しかし、どんでん返しは間もなくやってきた。中盤からセッションの割合が高くなり、自由度を増していく。めっちゃ凄かったんは「手と手を合わせて見つめていたいだけ!」という歌詞がキャッチーな"In The Space Night"。このときのふたりには何かが降りてた。あふりらんぽの自由がドカンと爆発! こうなったらもう"わや"ですわ。ふたりだけの異次元ワールドと、お客さんを取り込んでいく絶妙なコミュニケーション術。鍋に水を注いだと思ったら、フロアに向かって水を撒き出すし、ステージ脇からもってきた"いくら"のツブを投げつけてくるし、食べてるし。このへんからなんの曲やったとか記憶が無い。それくらいヤバかった。
"ドドドド"アカペラ披露で観客から巻き起こった歓声、あの温かさは忘れられないし、最後の"あふりらんぽ"、「4つのつり目の2メスといったら〜」が聴こえてきたときの感動は言葉にならない。序盤が煮え切らなかっただけに、中盤からの盛り上がりに「行け!」とコブシを握る自分がいたし、メジャーに進出したあふりらんぽをテレビのCMで見たとき「凄いことになりそうだ」とワクワクした自分も同時にそこにいた。そのCMで演奏していた"あふりらんぽ"をライヴの最後にもってこられて、ボクはもう、堪らなかった。こんなに気持ちの動きがあるライヴは初めて。ライヴらしいライヴ、あふりらんぽのライヴ、素晴らしかった!
あふりらんぽの『2005 TOUR "ドドドドドドドド"』は現在全国各地で展開中。ボクが次に観るのは東京。初日からかっ飛ばしたあふりらんぽ、どんどんエスカレートしていくあふりフィーバー、時間に余裕が無くてもなんとかして観れ! 観れ! 観れーーーー!!
2005 TOUR "ドドドドドドドド"スケジュール
5月20日(金)大阪 難波ベアーズ
5月22日(日)愛媛 マッシュルーム
5月23日(月)岡山 ペパーランド
5月24日(火)愛媛・松山 星空ジェット
5月25日(水)山口・防府 印度洋
5月26日(木)福岡 JA-JA
5月27日(金)鳥取・米子 水玉の部屋
5月28日(土)神戸 ビッグアップル
5月30日(月)山梨 甲府コンビクション
5月31日(火)名古屋 得三
6月1日(水)北海道 札幌スピリチュアルラウンジ
6月3日(金)東京 O-NEST
6月5日(日)大阪 伽奈泥庵
その他ライヴスケジュール
6月26日(日)大阪 ハードレイン
6月30日(木)〜7月23日(土) U.S.A TOUR 2005!!!!!"URUSA IN AMERICA!!"
7月31日(日)フジロックフェスティバル
8月19日(金)〜8月20日(土) RISING SUN ROCK FESTIVAL
|
report by toddy and photos by keco
|
|
2005
映画レヴュー : 悔恨したオレ、後追いはこれで終わりにしたい!: 『KAIKOO/邂逅』 (22nd Apr.)
あがた森魚でぽんポがぽんポンあふりらんぽ : あがた森魚 and あふりらんぽ (9th Apr. @ Aoyama Cay)
SXSW 編集後記 : (16th - 20th Mar @ Austin TX)
デンジャーMAD爆裂カルテット : DMBQ (18th Mar. @ SXSW05,Club de Ville Austin TX)
インベーダージャパン 〜セカンド〜 : SXSW05特集コラム 第3話 (16-20th Mar. @ Austin TX)
インベーダージャパン 〜ファースト〜 : SXSW05特集コラム 第2話 (16-20th Mar. @ Austin TX)
ロックンロールワークショップ発見 : Peelander-Z (19th Mar. @ SXSW05,mojo Austin TX)
なんでSXSWに行ったの : SXSW05特集コラム 第1話 (16-20th Mar. @ Austin TX)
逆輸入はカッコ悪いぞジャパン : Electoriic Eel Shock (17th Mar. @ SXSW05,Bigsby's Austin TX)
Mag Special with SXSW05 : (16th - 20th Mar @ Austin TX)
頭ん中フラフラ革命 : MO'SOME TONEBENDER GUEST : PANICSMILE / あふりらんぽ (05/02/25 @ Shibuya Club Quattro)
驚きの白さ、抜群ケミカルウォッシュ : The Chemical Brothers (05/02/12 @ Shibuya AX)
脳ミソのうしろ側が開いてるのにアフロで隠してる : The mars Volta (05/02/08 @ Ebisu Liquidroom)
『エメラルド・カウボーイ』特集 - 第2回 変わった人たちが集まった : 日本脳炎、ギターウルフ and more (05/02/03)
アッシュは煌きシャイニング : Ash (05/01/17 @ Shibuya AX)
『エメラルド・カウボーイ』特集 - 第1回 男、エメラルドに惹かれる : 早田 英志 (05/01/13)
2004
妙子、たゆたう姿 : Taeko Onuki (04/12/23 @ 鎌倉芸術館)
圧倒的なグルーヴ魂 : Wrench (04/12/22 @ Shibuya Club Quattro)
存在感は力なり : Invisibleman's Deathbed (04/12/21 @ Shibuya Yaneura)
イルリメの殺陣、斬られて斬ってあぁ楽し : illreme with MELT-BANANA,TUCKER,ロボ宙 (04/12/06 @ Shibuya Club Quattro )
1分・マゾンナ・ワンマン・shelter : MASONNA (04/11/23 @ Shimokitazawa Shelter )
1ほんとうにこのライヴをいつも? : インビシブルマンズデスベッド (04/11/20 @ Shimokitazawa 251 )
ロックにやりたい女子どもよ、マフスを聴いて姉さんとなれ : the Muffs (04/10/29 @ Shibuya Club Quattro )
ギター引っ掻き回しとるだけとちゃいますよ : Ani Difranco、GO!GO!7188 and 山口洋-HEAT WAVE (04/10/07 @ Shibuya AX )
今夜、すべてのパンクスへ : 町田康ユニット (04/10/01 @ Shinjyuku LOFT )
いまさら悪態ついても仕方ねぇってこと : NEW YORK DOLLS (04/09/25 @ ZEPP TOKYO )
ゆるみまくりナイト 〜どこもかしこも FUCKING IN HEAVEN〜 : FATBOY SLIM (04/09/22 @ ageHa studio coast )
究極のフリースタイラー、猫 : Cat Power and Women & Children (04/06/02 @ Shinjyuku LOFT )
不滅の男 : 遠藤賢司 (04/06/03 @ Shibuya Club Quattro )
ここはどこ?爆音に誘われ何処へやら : ゆらゆら帝国, REBEL FAMILIA (04/05/07 @ Shinjyuku LOFT )
音の宇宙、君はコスモを感じたことがあるか : Buffalo Daughter, audio active (04/04/17 @ Shinjyuku LOFT )
「赤フンドシが盗まれた。」なんのこっちゃ!?なライヴ : Shibusa Shirazu (04/04/07 @ Shibuya Club Quattro)
初のワンマンっていいね : Bleach (04/04/03 @ Shibuya BOXX)
DVD Review : 『DIRECTORS LABEL BEST SELECTION』 : クリス・カニンガム (25th Mar)
あ〜楽しかった : Morgan Fisher (04/03/16 @ Yokohama Motion Blue)
Disc Review : 『渋星』 : 渋さ知らズ (9th Mar)
Disc Review : 『Rebel Vibration』 / 『Dub From Creation』 : Creation Rebel (4th Mar)
号鳴 : Ghost (17th Jan @ Ikebukuro Adm)
グラインド!グラインド!グラインド!! : EXTREME THE DOJO vol.7 feat. 324, PIG DESTROYER, AxCx, NASUM, Napalm Death (12th Jan @ Shibuya Club Quattro)
アフロは只者ではない : The Mars Volta (7th Jan @ Shibuya AX)
2003
なんでもありで何処までやれる? : Robert Randolph and The Family Band (9th Dec @ Shinjuku Liquidroom)
このまま突っ走れ!! : Bleach (1st Dec @ Shibuya Club Asia)
4時間やりました! : Theatre Brook (24th Nov @ Shinjuku Loft)
メタリカのファンは世界一だ : METALLICA (11th Nov @ Saitama Super Arena)
銭パンク魂2003 : MOST with Aburadako (3rd Nov @ Shimokitazawa Shelter)
6人の怒れる男 : The Cooper Temple Clause (15th Oct @ Shinjuku Liquid Room)
JBのキラキラ☆エンターテイメントショー : James Brown (3rd Oct @ Nihon Budokan)
|
|