button Soi Travel
feat. Futon, Spank Happy, Kiiiiii
@ Shibuya Club Asia P (29th April '05)

- part2 - Kiiiiiiはキーーーーーー☆ -


Kiiiiii
 隅から隅までポップでカラフルな雑貨で埋め尽くされたステージは、開演前からすでにスーパー・ミラクル・ファナティックkiiiiiワールド全開。りんごのぬいぐるみとか黄緑のヨーヨーとかワニのカスタネットとか紫の寝袋とかキラキラモールとか、もー何もかもかわいすぎ!これ全部家に持って帰りたーい!!

 と、そこへ甲高い奇声を発しながら疾風のごとく登場したセクスィーな衣装の女子2人。ぎゃあ出た!めっちゃ叫んでるぅ!しょっぱなからこのテンションはナニ!?しかもカワイイ!頭アフロ!?その露出度でそんなに暴れていいの!?ああっこっちに来たぁー!!と、目の前で繰り広げられる光景に、処理能力の低い私の頭は大混乱。でも楽しい!
Kiiiiii

 リズムよく言葉を紡いでいたかと思えば突然「キャーーーーーー」と爆発して床を転げ回ったり、コーラスで盛り上げておいていきなり素に戻ってストーンと落としたり、メリハリきっちりプラス笑いのツボも抜かりなく。個人的に一番笑ったのは突如挿入されるWe are the Worldの一節!もー君らオモロすぎ。Kiiiiサイコー!ラストで見せたバースデーケーキのオチもすごかった!ベタと分かっていても笑わずにはいられない、力づくのパワーに前面降伏。これは音楽の枠にとどまらないパフォーマンス・アートの世界なので、音だけ聴くより絶っ対ステージ見た方がいいです。ほんと。
 基本的にバックの演奏はドラムのみで、たまに笛とかカスタネットの伴奏も入るけど全て生音。どんどんしゃーん!ぴーひょろ〜♪かちーん★どしどし(足踏み)みたいなD.I.Y.イズムあふれるサウンドは誰が何と言おうとパンク。なんちゃってロウファイなんかではないのです。

Kiiiiii
- part3 - Spank Happy - 「彼ら」の存在

Spank Happy
 Spank Happyは、現在のところ活動休止中である。中心人物の菊池成孔はデートコースペンタゴン・ロイヤルガーデン等で活発に活動しているし、よほどのことがないとこっちは活動再開なんてしないだろう、というかむしろ解散するんだろうくらいに勝手に思っていたら、特別に今日だけ復活するという。というのも今日の対バン相手のFUTONが彼らのファンらしく、その熱烈なラブコールを受けてのことらしい。
Spank Happy

 "PHYSICAL"を最後の曲に、墓から掘り起こされたスパンクスは再び眠りにつこうとしている。バンドも音も次第に遠のいていく中で、今日のステージを構成していたものは一体何だったんだろうと思う。オリジナルのメンバーもほとんどいない。セットも何もない。音も手がかりにはならない。だけど、そこには確かに彼らが存在していた。彼らがそこにいるだけでSpank HappyはSpank Happyだったし、そのプレゼンスこそあの場所にいた全員が共有していたものなんだと思う。
 ステージには、2本のマイクと菊池氏と女性ボーカル。今までのボーカルとは違うから、たぶん新しいメンバーまたはテンポラリの人なんだろう。誰が歌っても、スパンクスに変わりはないのである。最初に軽く挨拶があって、すぐ曲が始まる。フロアの人々が気怠いビートに合わせて体を揺らし始める。

 "エレガントの怪物"とか"バカンス・ノワール48℃"といった比較的最近の曲を聞いていると、この80年代色漂うサウンドは、今まさに聞かれるべき音だったのかもしれないと思う。その音は「今」ここで鳴らされているものではなくて、どこか過去からやってきたものだったのだけれど。


Spank Happy
report by taeko and photos by izumikuma

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