Asian Dub Foundation w/African Head Charge @ Shibuya Ax (10th Apr. '05)
前進、前進、また前進 - part1 -
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なんせチケットがSOLD OUTなのである。個人的にここ最近、チケットがSOLD OUTになるような事態に陥るビッグ・アーティストのライブに足を運んだことはなかったので、会場入りするときの「むん」とむせかえるような熱気と、期待と緊張とが入り乱れる観客たちの独特のテンション、行列をなすドリンク・カウンターや殺気立ったトイレの混雑ぶりなど、「あー、こーいうのあったなー」と何もかも全てが久々の感じ。思い起こせば丁度2年前の4月、川崎のクラブチッタにAsian Dub Foundation(以下、ADF)のライブを見に行った。オールナイト公演ながらその時もチケットはSOLD OUTで、パンパンに人垣で膨らんだ会場で疲労感に苛まれつつ、遠い目をしてADFのライブを見ていた気がする。ライブ自体はとても良かったのだけど、余り楽しい思い出は残っていない。
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しかしながらこの日はADFだけを目当てにやって来たわけではない。正直言ってADFの最新作『TANK』は通して聴いたことはほんの1、2回ぐらいしかないし、寧ろ興味の対象はスペシャル・ゲストのAfrican Head Charge(以下、AHC)のほうにあった。とは言ってもAHCについて持ち合わせている知識は、「ON-U SOUND」を代表するアーティストであるということと、ナイヤビヤンギのリズムを主体とした異色のレゲエ・サウンドを轟かせるバンド、という程度。生粋のAHCファンには鼻で笑われそうなAHC処女でありながら、先ごろ再発されたアルバム『Songs of Paradise』を聴いて、音が放つ突き抜けたヴァイブレーションに鳥肌を立たせてからというもの、「ライブ見たい!」という欲望が急速に高まっていたのである。
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そしてADFの2年ぶりとなるJAPAN TOUR。前回よりは楽しめりゃいい、という気持ちで臨んだTOUR2日目となる渋谷AX公演。が、またもぎっしりと人波で埋め尽くされた満員の会場を目の当たりに、ちょっとひるむ。ADFの人気は衰えるところを知らず、しかも観客の年齢層もパッと見た感じ以前に比べかなり若くなっている気がする。推定18、19歳前後の若い衆の熱気にあてられ、じっとしているだけでじんわりと滲み出る汗を何度か拭い拭いしつつ、ADFのライブでの観客の暴れぶりを想定し前方右端柵前に場を確保。
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開演時刻をほんの少しまわったところ、彼らは現れた。白い装束を身に纏ったドレッド・ヘアのボンジョ・Iをはじめ、人懐っこそうな笑顔を一様にたたえたAHCの面々。肩の力は抜けていながらも、全身から強烈な存在感を放っている。最初は静かに柔らかに、徐々に激しさを増しながら、独特のリズムを伴ったサウンドが足元からズンズンと突き上げてくる。どっしり力強いヴォーカルとそれを彩るコーラス、そしてパーカッションの躍動感に満ちたグルーヴが、雄大な大地の息遣いを想起させる。派手さはないが、そのかわりに土ぼこりと太陽の匂いにふんだんにまみれた、屈託のないサウンドがめちゃくちゃ心地良い。自然と上向いた自分の顔が笑顔になっていくのが分かる。演奏が輿に乗っていくうちに、靴を脱ぎ捨てオーバーアクションで激しくダンスするボンジョをはじめ、他のメンバーたちも満面の笑みを浮かべ、心底からライブを楽しんでいるようだ。ガツンとした衝撃こそ少なかったけれど、時間が経過するにつれて心の中にともった灯が、じわじわと大きく燃え盛っていく…そんなライブだった。
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report by uko and photos by hiroqui
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The official site
African Head Charge
is unknown
The latest album

『ON-U SOUND/BEAT RECORDS』
( 国内盤 )
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previous works
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2005
あふりとあがたと青山で : あがた森魚 with あふりらんぽ (9th Apr. @ Aoyama CAY)
2004
「空前絶後のアウトサイダー・ミュージック : Vermilion Sands (30th Oct. @ Shinjyuku D.O.M.)
www.illreme.comにアクセスせよ! : illreme with MELT-BANANA/TUCKER/ロボ宙 (6th Dec. @ Shibuya Club Quattro)
「MOST!MOST!!MOST!!!」 : THE MOST NOTORIOUS! vol.18 feat. KIRIHITO, MELT-BANANA, KK.NULL, MOST (25th Sep. @ Shimokitazawa Shelter)
東京VS大阪 最狂バンド列伝 : 「Wagu 10」feat. CLISMS, THE BACKDROPS, 巨人ゆえにデカイ, ワッツーシゾンビ and にせんねんもんだい (5th Sep. @ Koenji UFO CLUB)
オレンジ色の発光体 : V∞REDOMS (8th Aug. @ Ebisu Liquidroom)
「極楽に一番近いフェス」 : 第ニ回日本ロックフェスティバル (20-27th June @ 高円寺無力無善寺)
ポジパンって何だ?! : 「Less than TV presents "HOLLYWOOD JUSTICE"」 (5th June @ Shimokitazawa Shelter)
混沌音楽数珠つなぎ Shinjuku LOFT 5th ANNIVERSARY × EDGE OF CHAO (28th Apr @ Shinjyuku LOFT)
「トーキョー・カオス・ダイナマイト」 Shinjyuku Loft 5th anniversary feat. CICADA, NIRGILIS, downy and OOIOO (27th Apr @ Shinjyuku LOFT)
姫路の至宝 『雑食-The Shock vol.21"犬になって月に吠え夜"』 (24th Apr @ Shinjyuku Marble)
恐るべし10代パワー! WORD IS OUT! (28th March @ Shibuya AX)
嵐過ぎ去りし後 Lightning Bolt (11th March @ Shibuya Nest)
日本のロック名鑑 KIRIHITO / U.G MAN / ECD / MERZBOW / SxOxB (21st Jan @ Shinjuku Loft)
no title : じゃがたら祭り feat.Kai,Wrench, MOST, SUPER Goooooooo! (19th Jan @ Shinjuku Loft)
2003
no title : Sister Paul、戸川純BAND、MOST (20th May @ Shimokitazawa Club 251)
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