Ganban Night Special vol.3
featuring United State of Electronica with The Glimmers
@ Ebisu Liquidroom (9th Apr. '05)
魔法を信じるかい?
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音楽とは魔法だ。そんなことを改めて感じたライヴだった。はっきり言って、このUnited State of Electronicaは演奏は下手だし、ルックスの良いのいないのだけれども、そのマイナスとマイナスが掛け合わされると、とんでもないプラスになってしまうような奇跡を見ることが出来たのである。
恵比寿リキッドルームに着くとFANTASTIC PLASTIC MACHINEこと田中知之が回していて、お客さんもかなりの盛り上がりだった。最後には、ニルヴァーナの"Smells Like Teen Spirit"のリミックスで最高潮にして、次に引き継ぐ。
The Glimmersは、フランツ・フェルディナンドやショッキング・ブルーの"ヴィーナス"や"ブルーマンデー"なんかもサンプリング(あるいは、まんま回す)しつつ、ハウスからテクノな感じのDJぶり。最後にはストーンズの"スタート・ミー・アップ"まで出てきて、盛り上げ、22:30ころU.S.E.が出てくる。
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ステージにいるのは、ギター2人に、コーラス嬢2人、ショートなタンクトップで胸には「LOVE」の文字という派手なキーボードに、地味な東洋人系の顔をしているベースのDerek ChanとドラムのJon e. Rockで総勢7人である。まずは"OPEN YOUR EYES"から始まる。フロアでは、早くも「everybody!」と腕を挙げ大合唱。ステージ向かって右にキーボードのNoah Weaverがヴォコーダーを通した声で歌い、フロントにはPeter SaliとJason Holstromのギター2人、カジュアルな普通の格好。
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左にAmanda OkonekとCarly Nicklausのコーラス嬢2人なんだが、2人ともセクシーでもグラマラスでもなく、ウエストがはち切れんばかりで、見てくれはかなりヤバイ。フロントの5人はよく動いて、これでもかっていうくらいお客さんを煽る。
U.S.E.は、シアトル出身なんだけども、グランジ的な暗さがなくて、明るく楽しく、キラキラした音楽が天井から降りかかってくるようだ。曲のタイトルにあるようにパーティーのためにあるバンドのように、その場の空気を楽しくすることが全てなんである。そして、これもまたタイトルに現れているように、ラテンぽさがあるのも良い。
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"NIGHT SHIFT"のようにメロウな曲もあるんだけど、基本的には動き回っている印象が強い。そして、ヴォーカルを取れる人が6人もいながら、全くハモらないというのも逆に驚きだ。その素人臭さが、仲間で集まって楽しくやりましたというヴァイブを感じさせるし、いや、そこいら辺の人が集まっただけな感じのバンドだからこそ、深みも味わいも何のメッセージもない、空っぽな彼らが最高のライヴを繰り広げるという、これをマジックと言わずになんと言おうか。セットリストとしてのラストは"IT IS ON!"だった。今を楽しみ、踊ることを限りなく肯定し、きれいな光に包まれて、幸せな時間が続いていくような気さえしてしまう最高のパーティーチューン。終わるとフロアから「U!S!E!、U!S!E!」の大合唱が起こる。マジかよ!?もう23:40だぜ?電車がなくなるじゃないか。そして、バンドが出てきて最初にやった"OPEN YOUR EYES"をもう一回。やる曲がないのにアンコールに応えてしまうという微妙なダメさ加減も、むしろ素晴らしい。絶対フジロックの深夜のレッドマーキーに出たらあまりのパーティーぶりにハマるんじゃないかと思う。
音楽的には何も語れないバンドであるけど、このパーティーピープルは最高だ。
set list(原文のまま、アンコールに"OPEN YOUR EYES"をもう一回)
OPEN YOUR EYES/
LA DISCOTECA/
VAMOS A LA PLAYA/
GIMME MO'/
SO TIRED/
TAKIN' IT ALL THE WAY/
PARTY PEOPLE/
DANCE W/ME/
NIGHT SHIFT/
CLIMB THE WALL/
KISSING/
EMERALD CITY/
THERE'S ALWAYS MUSIC/
IT IS ON!/
関連リンク
・パーティーと言えばこの人。アンドリューW.K.。実際、USEはこの人のエレクトロニカ版!?
・日本で言えばこのバンドが近いかな。もうちょっと音はハードで、トランスよりだけど、ASTORO-B'。
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report by nob and photo by mari
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