OZOMATLI @ Shibuya Club Quattro (17th Mar. '05)
「!」は人の数だけ、Viva La Razza, Latino Heat!
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開演時間を待たずして「ひょっとしてフライングするんじゃねぇか?」、「フロアに紛れ込んだりしてねぇか?」、「何処から出てくるんだろう?」とみんなきょろきょろしてしまい挙動不審だった。サウンドに信頼を置いているのは言わずもがなであるが、こと登場に関してはアップルストアでの話(maglogより)もあるわけで、ポジティブまっしぐらで幸せな疑いの目を向ける。疑いなんてものは、どんよりとした陰湿な目でしかあり得ないと思っていたが、違った。ことごとくキラキラしているのだ。SEが途切れるたびに身構え、叫び声をあげ、不意打ちを喰らわないように体全体の神経を研ぎすませるオーディエンスの心情を軽くいなすかのように、この日は少し遅れて普通にステージ袖から登場した。創造を膨らませすぎていた僕らにとってはある意味で不意打ちだった。
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白人、黒人、チカーノ、ジャパニーズ、etc…といったミニチュア版人種の坩堝であるOZOならではのアンテナにはジャンルの壁を越えた様々な音楽が集まる。彼らが取り込んだエッセンス(JURASSIC 5のヒップホップ然り、SUBLIMEのパンクありオーガニック的要素ありのミクスチャー、LOS LOBOSあたりの正当派ラテン、etc…)の端々に触れ、すでに惹き込まれていた人々はもとより「誘われたから来てみた」未体験ゾーンにも、片っ端からドシャドシャと、濃厚でボリュームのある世界発西海岸経由の、スパイスが効いた鬼盛りフルコースを振る舞っていく。凝縮された音の塊は、どんなケミカル物質よりも脂肪を燃焼させる力を持ち、被りついたら最後、猫も杓子も汗だくになり酔っぱらってしまう。おのずと脂肪燃焼物質カプサイシンの代名詞的商品「タバスコ」マークがコラージュされたOZOの新作Tシャツが欲しくなるって寸法よ。着替えないと風邪ひくもんなぁ。
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フロアに降りてのてんやわんやの大騒ぎは、お決まりとはいえそりゃもうビックリしましたよ。彼らの音が体現するように、ボーダーラインなどあるわけない。幸せなバカばっかりで、その楽しさといったら…フォトグラファーを否定する訳じゃあないが、脳裏に鮮やかなヴィジョンが焼きついていて「カメラなんていらねぇわぁ!」ってほどだからね。
こちらもお決まり、「カぁラぁスぅ、なぜ鳴くのぉー、カラスの勝手でしょおぉー!」やー、その通り! 引き続き、先入観や普遍的なものをことごとく蹴散らして、好き勝手にやっちゃってくれりゃいい。鬼太鼓座(おんでこざ)のアメリカ横断ツアー(サイト内プロフィール参照)みたいにエスカレートしてくれ。OZOの行脚にゃ、喜んで参加させていただきますわ!
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グラミー・アーティストの先輩SANTANAの "Smooth" を思わせる"(Who Discovered) America?" でラテンの基礎を叩きこみ、「ナメンナヨ、テメェ!」で始まる"Street Signs"ではコール&レスポンスを巻き起こし、THE BEATLESやKULA SHAKERもハマったインド風味の倍音が責める"Believe"ではまったりと、粋な大人の雰囲気を漂わせる。「拳を振り上げてのシンガロングはパンクスだけのお約束なんて、誰が言いました?」と言いたげな、激ヒットチューン"Saturday Night"を繰り出してみたらば、フロアにてモッシュサークル出現だ。微妙なのは、僕の頭の中の曲順だけという状況であります。
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report by taiki and photo by maki
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