Scissor Sisters @ Shinsaibashi Club Quattro (26th Feb '05)
完全無欠の熱狂はさみ勝ち!
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ピンク・フロイドのディスコ風カバーをやって、イギリスで大人気だと昨年来噂だったシザー・シスターズ。ちょっと聴いた限りでは、あくまで70Sディスコがベースのゴッタ煮音楽な印象しかない彼らが、何でそんなに人気なんだ?きっとその秘密はライヴにあるに違いない!
とクアトロを目指した私だったが、会場入りした瞬間からその異様な熱気に圧倒される。決して速攻完売な人気じゃなかったずなのに、すでにフロアはぎっしり。外人客もとんでもなく多い。先に入って最前をキープしてくれている友人のところへたどり着くのも一苦労だ。そして、後方で誰も気づかないぐらい地味に回しているDJのビートに乗って、羽飾りや造花で飾ったケバい衣装で踊りまくるゲイのお兄さん達の一団。始まる前から超ハイ・テンションで、私も思わず踊りながら開演を待つ。
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やがて定刻を10分ほど過ぎ、懐かしのドリー・パートンの"Baby, I'm Burnin'"に乗って、メンバー登場。白のフリルひらひらシャツを羽織ったジェイクと、ヒョウ柄の布をまとったようなドレスのアナ。向こう左端は赤い革パンのギター、デル。私のいる右端は黒いシャツに帽子姿のベース、ベイビーダディ。アルバムと同じく"Laura" でスタートだ。ちょっと意外なぐらい生の演奏もしっかりしているが、はや場内はそんな事どうでもいいぐらいの盛り上がり。アリガトゴザイマ〜ス!アナの日本語絶叫MCも、かき消されんばかりの大歓声だ。後ろのお姉さん達の羽飾りが顔に降りかかるのを払いながら、私も必死に踊る、手を挙げるの応戦。裸足で踊りまくリ歌うジェイクとセクシーに絡むアナ。アルバムのお馴染み曲を中心に進むセットは、ピコピコ・ビートに超ファンキーなベースが炸裂して、曲ごとにヒート・アップ。ダイバーなど出る類いの音楽じゃないが、興奮のあまり、ステージに上がろうとする外人ファンを引き止めるスタッフも必死だ。
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「日本のお客は礼儀正しくて静かだけど、オオサカは違うわね!」「次の曲は、イーティング・サシミ? あー、私 すごくいいベントー・ボックス持ってるのよ」盛り上げ隊長アナのそんな一言ごとに爆笑と大歓声が返り、まるで「ロッキー・ホラー・ショウ」みたいな一体感。私達の前にいたセキュリティ・スタッフの髪型まで「カワイイネ!」と誉める一幕も。ツアー最終日なのも手伝ってか、始終そんな熱病興奮状態のまま突っ走り、落ち着いたのは、ジェイクがしっとり歌い上げる『Mary』と本編ラストの『Return To Oz』 の2曲の間だけだった。
ドンドンドン、ドンドンドン! 彼らが引っ込むやいなや、マジでクアトロの床が抜けそうなぐらいの足踏みコールが始まり、やがて「ワンモア!」コールへと変わる。そして登場したジェイクは紫のシャツと羽飾りにお色直し。ちょっとプライマル・スクリームみたいで大好きな『Take Your Mama』 で再スタートだ。今までやった事ないんだと言って始まったのは、何と懐かしいエルトン・ジョンの ヒット曲『Bitch Is Back』。そして、アナが「マタネ、マタネ」の連呼に続いて「ダーティダーティ・アメリカン・サザン・ロックン・マザーファッキン・ロォ〜〜ル!」と紹介した『Music Is The Victim』で1時間少々のセットは幕を閉じた。ああ、こんなにシンプルで楽しくて、とびきり熱いショウって、いつ以来だろう?
「今が旬のキワモノ」な評判をぶっ飛ばすバンドとしての力量と、徹底して楽しませるゲイ人、いや、芸人根性の素晴らしさ!これをプロと言わずして何と呼ぼう。「百聞は一見にしかず」とは正に彼らの事だ。次回はもっと大きなハコでの一大パーティとなるに違いない。参加の際には、くれぐれも羽飾りと花、そして何より弾ける心をお忘れなきよう!
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[ Setlist ]
1.Laura
2.Better Luck
3.Tits On The Radio
4.The Skins
5.Magnifique
6.Rock My Spot
7.Mary
8.Comfortably Numb
9.Filthy/Gorgeous
10. Return To Oz
[ Encore ]
11.Take Your Mama
12.Bitch Is Back
13.Music Is The Victim
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review by ikuyo and photo by ikesan
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