Scissor Sisters @ Tokyo UNIT (25th Feb '05)
ミラーボールさえも霞んだステージ
ライブが終わった後で初めて、そこにミラーボールがあったことに気付いた。ステージのScissor Sistersに釘付けになるあまり、私の目には他のものはなーんにも 映ってなかったらしい。
なんせ、イッツ・ア・ショウターイム!とばかりにメンバーが登場した瞬間から、頭の中は火花でスパークである。レザーやファーのゲイゲイしい衣装に身を包んだ男女5人が、まばゆいばかりのオーラを放ちながら迫ってくると同時に、手加減なしにファンキーな音をこれでもかと繰り出してくるのだ。これじゃ正気でいる方が難しい。"Laura"で始まったギラギラ猥雑なステージの前に、みんな踊って騒いで大合唱!見てよし、ノってよし、はしゃいでよしって感じで、もうハンパなく楽しい! |
ボーカルのジェイクは最初からから前のはだけた白と黒のシャツ1枚しか着てなくて、こりゃ絶対すぐ脱ぐぞぉと思って見てるとなかなか脱がない。しかしそこはもうきっちり心得たもので、脱ぎそうで脱がないまま観客の熱い期待を巧みに焦らしつつ、後半の"Filthy/Gorgeous"で盛り上がりが絶頂にきた時に裸になるというニクイ演出っぷり。スキのない肉体から繰り出されるセクシーダンスには、男女の別なく悩殺される人続出である。ちなみにみんなが期待してた(?)下半身露出はなかったということも、一応参考までに。今回は初来日だし次に期待ってことかしら?
 |

そのジェイクとヤラしい絡みを魅せてくれたもう一人のボーカル、アナ姉さんは、写真で見るより貫禄たっぷりなお姉サマで、気っぷのいいバーのマダムって感じ。歌ってる時はファルセットが多いけど、しゃべるとよく通るドスのきいた声でまくしたてるので、ルックスと相まってかなりの迫力だ。MCでも「スシガスキー!」と日本語を織り交ぜたり、日本で買ったエッチなガチャガチャの話で笑わせたりと、とにかくサービス精神旺盛。しかもその話がなにげに次の曲のテーマにつながってたりして、MCもちゃんとショウの一部として完成されてる。さっきのジェイクにしてもそうだけど、このバンドってバカっぽく見えて実はすごく真面目で、エンターテイナーとしてのプロ意識の徹底した人たちなんだと思う。 |
アンコールの"Take Your Mama"は、会場みんなで大合唱。最後の"Music is the Victim"でステージも客席も完全燃焼して、きらびやかな真夜中のパーティーは幕を閉じたのだった。
この日はロック、ダンス、ゴス系からファッション系やアート系まで、ホントにいろんな客層の人が来てたけど、彼らのショウを見てる時はその誰もが楽しそうに笑っていた。どんな人にも開かれてて、誰でも楽しめるステージ。ジャンルも性別も国籍も、すべてを超越した存在。それが、Scissor Sistersというバンドなんである。 |
 |
report by taeko and photo by keco
|
|
2005
ミラーボールさえも霞んだステージ : Scissor Sisters (25th Feb @ Daikanyama Unit )
昼下がりのカフェから、バッカス達の饗宴へ : The Delgados with Autour de Lucie (16th Feb @ Shibuya Club Quattro )
それは確かに目の前にあった : The Music (12th Jan @ Zepp Tokyo )
2004
DVD review : このアホさ加減がラブ・ゾンビ : Shaun of the Dead (23rd Dec)
祝祭の空間にHallelujah!! : The Happy Mondays (22nd Aug @ Clapham Common, London )
対バンの不思議 : Paul Burch, Joanna Newsom and Eamon (British Sea Power) (19th Aug @ Brighton KOMEDIA)
ミック・ジョーンズは嘘つかない : The Libertines (3rd Aug @ Shibuya AX )
ジャック・ダニエル・マジックの夕べ : Eugene Kelly (8th July @ Harajuku Astro Hall )
身も心もロックンロール : The Von Bondies (13th Apr. @ Shibuya Club Quattro )
2003
GANBAN NIGHT : Delays and British Sea Power (19th Dec @ Nishiazabu Space Lab Yellow)
|
|