The Delgados with Autour de Lucie @ Shibuya Club Quattro (16th Feb '05)
昼下がりのカフェから、バッカス達の饗宴へ
今日のフロントアクトは、Autour de Lucie。フランスのバンドだ。清涼感あふれるサウンド、翳りのあるボーカル、映画の一場面のようなビジュアルイメージで、高校生の頃の自分にとっては遠い遠い憧れの世界の人たちだったものである。
そんなバンドが、目の前にいる。実際のメンバーもやっぱりイメージどおりの佇まいだ。ボーカルのヴァレリーは、優雅で気品があってどこか気だるげ。キーボードの人は難しそうな顔つきと独特の猫背がなんとも芸術家っぽい。自分は単純なので、こういうのだけでもう「フランスっぽくてステキ」と思ってしまう。 |

アコースティックな曲ばかりが続いたのでちょっと退屈そうにしてたお客さんもいたけど、30分余りのステージは彼らのアンニュイな世界にどっぷり浸っているうちあっという間に終わってしまった。
こんな感じでまた何年後かにふらっと日本に来てくれたらいいなと思う。今度はぜひバンド編成のステージも見てみたい。 |
今回はバンドではなく2人のみの来日だったので、ステージもアコースティックでごくシンプルなものだった。小さなカフェのライブに偶然居合わせたみたいなアットホームな雰囲気の中、最近の曲を中心に丁寧に演奏していく。カヴァーも2曲やったけど、Nino Ferrerのコテコテのソウルも、Julie Andrewsのクラシカルなポップソングも、彼らの手にかかると瞬く間に独特の気怠いムードに染め上げられていく。
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The Delgadosが始まったとたん、がらりと客席の空気が変わった。ステージに向かってオーディエンスのベクトルが強く放出されているのが見えそうなくらい。それだけバンドに対する思いが強いってことなんだろう。のほほんとした人が多いと思っていたのに、みんな目が本気、マジです。
そんな客席に応えるように、"I Fought The Angels"のリフが轟音で鳴り出した。ホントに「轟音」なんである。ものすごい厚みのある音が大音量で塊となってぶつかってくる。それはCDのインディー然としたかわいらしいサウンドとはあまりにもかけ離れていて、あまりにも予想外のことで、ただただ圧倒されてしまった。この人たちってこんな音だったっけ?"The Light Before We Land"では、浮遊感ただようシンフォニックな音に重く鋭いギターが重なって、荘厳な音の壁を作り出す。 |

"Keep On Breathing"では、途中で歌詞を間違えたエマがもう一度歌い直したりして、さすがにちょっと飲み過ぎ?という場面もあった。でも演奏は最初から最後まですさまじいテンションを保っていて、最初に私をビビらせたファンの熱い期待にも120%応えるものだったと思う。アンコールが終わってもしばらくは拍手が鳴りやまず、ステージ前から離れる人がいなかった。
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そんな音を出している当のメンバーたちは、いたって自然体。終始楽しそうにニコニコしてて、暇さえあれば飲む、飲む、飲む。みんな常に手元に2、3個のカップやビール缶をキープしてる。そしてしまいには日本酒の一升瓶まであおってる。それをメンバーみんなで回し飲みしてる様子は、ほんと仲良しそうで微笑ましかった。ボーカルのアランは瓶を抱えながら「サケは絶対二日酔いにならないって本当?昨日からどんだけ飲んでも平気なんだよ〜」と目をキラキラさせて語ってたけど、それはあくまであなたたちスコットランド人に限った話だと思います…。
 
客電のついたフロアを後にし、今頃メンバーも一息ついてるんだろうなと思いながら物販ブースの前を通りがかると、そこにはにこやかにグッズにサインをするメンバーたちの姿が!そのタフネス(とアルコール)があのものすごい演奏を生み出してたに違いない。
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report by taeko and photos by keco
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2005
昼下がりのカフェから、バッカス達の饗宴へ : The Delgados with Autour de Lucie (16th Feb @ Shibuya Club Quattro )
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2004
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2003
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