Rachael Yamagata @ Shibuya Club Quattro (31st Jan '05)
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〈レイチェルねえさんと素敵な仲間たち?!〉
キャロル・キング、ロバータ・フラック、リッキー・リー・ジョーンズなどの音楽に影響を受けたというから、すっかりアコースティックなライブを予想していたら、ドラム、ベース、ギター×2、チェロ、バイオリン(&レイチェルのピアノ)という編成でステージに登場したレイチェル。
あら、何かちょっと雰囲気が違うような……。予想を裏切られたのは編成だけじゃなくて彼女のルックスも、だったりして。公式サイトの写真と比べるとひとまわりくらいふっくら。でもトレードマークの(?)長い前髪と笑顔はそのまま。ピアノの前に座り演奏を始める。歌い方や曲調から、大ブレイクした女性シンガーソングライター、ノラ・ジョーンズを引き合いに出されることがあるが、似ているようでいてやっぱり違う。レイチェルはハスキーボイスのせいか、もっとラフでロックしてる。ウン、私は好きだなあ、こういうの。
ノラ・ジョーンズがアップタウン(山の手)ガールだとするなら、レイチェルは気さくなダウンタウン(下町)ガールだ。日本では「下町の人間は口は悪いけど人一倍人情味にあふれてる」などと聞くけれど、ジョークでメンバーをからかうレイチェルを見ていたらそんなことを思い出した。友達からの相談事を初めはジョークで笑い飛ばしても、すぐさま心にグっとくる言葉を投げかけてくれるのだ。彼女の歌詞[うた]にはそう思わせるおおらかさと繊細さが混在している。
日系四世ともなるとすっかりアメリカンガール。観客にはときおり挟む単語以外は英語で話しかける。「コレ、ころんじゃったのよ。医者からOKが出たから良かったんだけど、今回のツアーも危うかったわ、アハハ!」と、客席にむかって左腕のギプスを掲げてみせたレイチェル。そう言いつつタンバリンもばんばん叩いてたけど……この明るさはイタリア系のママ譲りか。曲の合間は終始笑顔でお喋り好きのな一面を見せていたけれど、歌いはじめると、ときには激しく、ときには妖艶に、感情豊かに歌い上げる。「私の身近にはなぜかネガティヴなことが多いよね。でも私はハッピーガールよ。ほとんどの場合はね。フフフ」と笑った彼女は、思わず「ねえさん」と呼び慕いたくなる雰囲気を持っていた。
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