button ミルクティース @ Shibuya O-Crest (19th Dec. '04)

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milkteath
 一言で言えば、ラジオのショーのようだった。曲の間もSEでつないで、途中では「お便りコーナー」もあったりして、今までのミルクティースのステージでやってきたことを総括するようなネタ満載のライヴであった。この日のステージに立つまでのミルクティースは、4thアルバム『涙のサーチ&デストロイ大作戦』の発売直前に、ギターのVickyが脱退して3人組になり、そのままレコ発ツアーに出て、大阪から札幌まで(q-taさんありがとう)ワンマンツアーをおこなって、この日が最終日だったのである。

milkteath  エンターテイメント魂あふれるステージで重要な役割を担っていたメンバーをひとり欠くという事態にどう対処するか、しかもアルバム発売記念ツアーであるわけだし、どうなるかという興味を持ちながらステージを眺める。ステージの並びは、ドラムの直介が上手、センターにギターのシャクシロッキン、下手にベースのアサコ・ジャパンになっている。まあ、このごろはドラムがステージ後方中央というパターンが崩れつつあるけど、Vickyがいなくなってメンバーが対等に主張するようになった。

 ライヴは"台風ベイビー"で始まる。やっぱり、ミルクティースはノイジーなギターに打ち込みをベースにしたリズムにポップなメロディがいいよなぁと思う。オレンジ色のスーツ(このスーツはミッシェルやスカパラ御用達の店で作ってもらったとのこと)に3Dメガネ、ポップな曲調、そしてお笑いネタのステージとなると、ちょっと低く見られてしまうというか、どうしてもmag界隈では真面目にやっているように見える方が好まれるようで、どうもこのバンドの良さを伝えることが上手く出来ずにもどかしい。もちろんミルクティースの本人たちも真面目にエンターテイメントを追求している、そうでなければ、あのようなネタの仕込みは出来ないだろうし。いろんなステージのあり方として、これは全然アリでしょう。って毎回毎回同じようなことを書いているけど、状況がなかなか変っていかないのかなぁ、もっとこのバンドは報われてもいいでしょう。


milkteath  もちろん新しいアルバムの発売記念ライヴなので、そこからの曲が多く演奏されて、ポップな"四次元の恋人"やパンキッシュな"ウィスキーバード"のように今までのミルクティースの疾走感あるイメージを受け継いでいる曲もあるけど、ある有名曲がサンプリングされ、そのループが印象的な"君のままで"や珍しくギター弾き語りの"ソファ"、直介が歌う"悲しい悲しいブルースPart2"など新しい展開も見せてくれた。そして"真っ赤なジェリービーン"や"ニューウェーブ・ワルツ"のライヴの定番曲はやっぱり素晴らしくて、多くの人に届いて欲しいと思うのだ。アンコールにも2回応え、ワンマンライヴに入れる気合がそのまま伝わるようなライヴだった。自分はもうちょっとコンパクトにまとまった方がいいかなとも思ったりもするのだけど、このツアーがバンドの転換点であることは間違いなく、次の章を期待できるライヴだった。
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