Gasolines @ Yoyogi Labo (18th Dec '04)
決して死なないロックンロールを貫きます。
ガソリンズ。結成4年。ライヴはこの日で100本目。
このアニバーサリーライヴは、メンバー3人が愛する人物によって作られた真新しいライヴハウスで行われた。このハコのバカでかい音は、ガソリンズの疾走ロックンロールに、よく似合う。
二階席まで埋まった客席に向かってB.ナカニシが拳を突き上げて無言の宣戦布告、Dr.アツシが堂々と落ち着いた様子で持ち場につく。鳴り響くSEは「ロックンロールは死なない」の一語だけを延々と叫び続ける、彼らの1分半の名曲「DELTA-TRAIN 1200」。一気に沸くオーディエンス。G.&Vo.かえちんは、そのオーディエンスの中から、柵を乗り越えて勢いよくステージに飛び込んできた。
「ガソリンズ、見参ッ!!!!!」
無駄に「!」をつけたくなるほど、彼女の声は強く、常に必死だ。冗談抜きで死ぬんじゃないかこの女、と思うくらいに凄まじい力を放射する。いつもと同じ破れたシャツに包帯姿。体には無い、誰だって持っている傷を、包帯で隠して顕わにする。 特別なことじゃないんだ。ただ、彼女は隠さない。
だからこんなにも、観ていて肌がひりひりするんだ。裸足で観ていてさえ、音圧でブッ飛ばされそうになる。
「ライヴでは必ず…、やっている、曲です。今日も、やります。」
曲名も言わずにコード一つを鳴らしただけで、オーディエンスがひときわ沸き上がる。「エイトビート」が始まり、誰に言われたでもなく会場に笑顔が広がり、次々と拳があがる。突き上げる様なリズム。取材を忘れてあたしも暴れていた。
「ロックンロールが好きだ!ロックンロールが好きだぁああああ!!!」
絶叫。目を剥いて、壊れるくらいにギターを鳴らす。とにかく音楽が好きなんだ。バンドをやっているなら、観に来ているなら当たり前のこと。そんなシンプルな感情を、剥き出しにして襲いかかる音。
そうだよ、これがロックンロールだろ?
たった数分のうちに笑うことも泣くこともできる、それが音楽の力だろ?
小技なんて彼らには必要ない。床に転がりながら、彼女はひたすらレスポールを掻きむしり、客席からステージにダイブしてくる客に、笑いながらナカニシがケリを入れている。
ひとつのことを、愛し続けること。たった、それだけのことが、出来る人も出来ない人もいる。それしか出来ない連中だって、…ここに、こうして立っている。
初めて音楽を聴いてビビった瞬間とか、ギターを初めてアンプに繋いだ時の衝撃とか、忘れそうになったら…、ここにおいで。
ガソリンズは今も、あの初期衝動の中にいる。
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report by yuka and photo by naoki
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