22-20s @ Shibuya Club Quattro (30th Nov. '04)
おい、一時間やったか?
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パンパンに人が詰め込まれた2日目のQUATTROには、噂のオープニング・アクトは出なかった。そのせいか、ずいぶん長い待ちぼうけを喰らわされた気がする。10代の若造をまだかまだかと期待しているのはまことに悔しいのだが、そんなことを言っていられないくらいに大人びたロケンローを鳴らすとあれば、こちらも「ぜひぜひ見せて下さい」となるってものよ。しかしROSSOを前座にするのは、キャリアとかいろいろなことを含め、すげーことだと思う。
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22-20'sがブルーズを鳴らすロックンロール・バンドと言われるのは無理も無い。音以前にその名前だ。めんたいロック狂いとしては、とりあえず突っ込んでおきたい。博多のサンハウスがブルースマン、サン・ハウスから、北九州のルースターズは"LITTLE RED ROOSTER"から名前を頂戴したのとまったく同じ感覚で、22-20'sはスキップ・ジェームスの曲"22-20 BLUES"からとった、ということは容易に想像できる。と、つらつら述べても、ブルーズが好きなのはメンバーだったり、一部の人間だったりして、彼らを見にきたオーディエンスの大半は、いわゆるUKロックが好きな人たちなんだろうがねぇ。
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ジェット(オーストラリア)やハイヴス(スウェーデン)らの "UKなだれこみ" 勢と比べると、どうしてもUKバンドはスタイリッシュにまとまり過ぎてて、取り乱してんのか? と思わすような荒っぽい音が少ない。フランツ・フェルディナンド(そういえばFRF'04では同じ時間帯だったな)は凄く良かったが、芯は80'sのNEW WAVE。若いうちは、放ったらかしてもジェットのように髭ダルマにはならないだろうし、ハイヴスのように太ったメンバーも生まれてこないだろう。が、22-20'sには、そんな海外バンドに対して、UK産のR&Bで対抗する術を持ち合わせている。リヴァプールだとか、マンチェスターとか、街レベルではない。それに、ブルーズの若年層へのごくごく自然な浸透や、見た目の変容などなど、いろんなことを期待出来そうだ。だって若いんだから。
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いきなりの"WHY DON'T YOU DO IT FOR ME? "。ジェームス(Ds.)が小気味良くスネアの淵を叩き出す音は、大粒の雨がトタンを打つ音に似ている。と同時に、マーティン(Vo.&G.)のテレキャスが、疾走感がありつつもどこか不穏なリフを、ザクザクと掻きむしるように、一歩引いた所で鳴らしている。そのリフの数オクターブ下に同じ音のベースラインが加わって暴力的になる。キーボードの盛り上がりからサビが展開し、すぐさま、口で表現しようとすると巻き舌でないと無理っぽいギターの音が狂いも狂って、降り掛かってくる。
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低音の鳴りが非常によくて、ベースとバスドラとのコンビネーションは、ずしりと重いレバー・ブローを内蔵にめり込ませてくる。それはMC5あたりを思い起こさせるし、チャーリー(Key.)のたどる音の道筋は、60'sガレージ〜モッド族の王道だったりする。"SUCH A FOOL"のスケール感は解散間際のTMGEに近いかも。"I'M THE ONE"の疾走感は"TRAIN KEPT A ROLLIN' "のようでもあり、グレン(B.)のバナナのように反りかえっては、また縮むを繰り返す癖にも拍車がかかる。"SHOOT YOUR GUN"は、ディープ・パープルのジョン・ロードにも似たキーボードがぶっちぎって行く。アコースティックなセットをはさみ、本編最後の"DEVIL IN ME"では、ジェームスはバスドラと両手によるタムの連打を交互に叩き出し、ジャズのコード進行でひたすら疾走する。これが22-20'sの突出した、持ち味なのだろう。
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アンコールは"I'M A KING BEE"。くそガキに「我の魂、ここにあり」って感じで渋くやられたら、めっちゃ悔しい。良かったからこそもの申す。いくらなんでも、早く終わり過ぎやて! これくらい言ってもいいだろうよ。
- set list - (原文のまま)
WHY DON'T YOU /
GOT MESSED UP /
SUCH A FOOL /
I'M THE ONE /
HOLD ON /
SHOOT YOUR GUN /
BABY JUST BRINGS /
FRIENDS /
BABY YOU'RE NOT IN LOVE /
WEIGHT OFF ME /
22 DAYS /
CUT YOU DOWN /
DEVIL IN ME
- encore -
MILES / KING BEE
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report by taiki and photo by izumikuma
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mag files :
illustration : (04/12/03 @ Nagoya Club Quattro) : illustration by chika
photo report : (04/12/03 @ Nagoya Club Quattro) : photo by keco
「同じ血の温度を感じたい」 : (04/12/02 @ Shinsaibashi Club Quattro) : review by kuniko, photo by yegg
photo report : (04/12/02 @ Shinsaibashi Club Quattro) : photo by yegg
おい、一時間やったか? : (04/11/30 @ Shibuya Club Quattro) : review by taiki, photo by izumikuma
「なんだ、こいつら」っていう凄さと恐さ : (04/11/30 @ Shibuya Club Quattro) : review by yoshi_k, photo by izumikuma
photo report : (04/11/30 @ Shibuya Club Quattro) : photo by izumikuma
十字路で悪魔を待っている奴ら : (04/11/29 @ Shibuya Club Quattro) : review by nob, photo by mari
最高のライブ・バンドがまた目の前に : (04/11/29 @ Shibuya Club Quattro) : review by rad, photo by mari
photo report : (04/11/29 @ Shibuya Club Quattro) : photo by mari
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