DONOTS @ Shibuya O-East (30th Nov. '04)
This is our SHOW!!
ドゥノッツが約1年半ぶりに日本に帰ってきた。2002年、ヘッドライナーのバンドを食ってしまう勢いで会場を巻き込んで弾けた初来日。2003年、前回の来日から半年足らずでヘッドライナーとして再び来日。クアトロのフロアに下りてファンと一緒にサークルを作って回りながら歌っていたインゴ、そしてステージ上のメンバーの笑顔、そこにいたすべての人にドゥノッツのライヴの楽しさをしっかりと記憶に刻み込んだ。そして、今回3度目の来日。飛んで暴れる激しいライヴに変わりはない。でも、いつもと違った赴きのパフォーマンスも披露した、新鮮なライヴになっていた。
血管ぶち切れ寸前に吠えまくるインゴ。体全体で楽しさをぶつけてくる彼の気合と迫力に観客は乗せられて、飛ばずにはいられないのだ。ギドのイっちゃってるギター・プレイも健在。ステージを右に左に、一秒たりともジッとしていることはない。いつものようにステージ前方ギリギリを攻めてくる。今回は頭の後ろでのギター・プレイも披露。アレックスとJDのハモりは、みんなの「whoo-hooo」の合唱パート。イっちゃってる・ブラザーズのインゴとギドよりは控えめに、だけど以前よりもずいぶんと観客を煽る場面が増えていた。端正な顔立ちで一人王子様のようなエイクも、ライヴが始まるとすぐにTシャツを脱ぎ捨てて力強いドラムのビートを浴びせていた。ステージ上の5人は、全力疾走でロックし続ける。ライヴが大好き、そんな気持ちが伝わってくる。助走なんてなくてロケット・ダッシュ。初っ端から飛ばしまくるのが、ドゥノッツのライヴ・スタイルだ。それが楽しすぎてライヴ中顔は緩みっぱなし。ドゥノッツも観客も減速せずに走り続けるのみなのだ。
"Oh Year"でスタートしたライヴは、始まりから大合唱が沸き起こっていた。"Big Mouth"と"Get Going"で気持ち良く飛び跳ねて、"My Stereo' A Liar"で「テイク・ミー・アウェイ〜」の観客のコーラス・パートはばっちり場内に響き渡っていた。そして、来たぞ、キタキタみんな大好き"Saccharine Smile"では、両手を大きく振り上げて笑顔でモッシュする男の子たちの姿がもの凄く楽しそうだった。汗で老廃物と気持ちの鬱憤をすっきり流してくれる、心身ともにピカピカ元気になれるこの曲は、最も人気の高い曲だ。こんなDONOTS節が炸裂するキャッチーなナンバーに痺れてハマってしまったファンが、来日を重ねるごとに確実に増えていっているように思う。「3 COLOURS REDは僕らのヒーロー」と前置きして始まった"Superhero"。そこにいる私たちのヒーローは、紛れもなくステージ上の5人ドゥノッツなんだ!
これまでのライヴのラインナップにあった『Pocketrock』と『Amplify The Good TImes』からの曲にプラス、今回はもちろんニュー・アルバムからの曲も披露した。" Disappear"はハードさを前面に出したロックンロール。" Alright Now"、" Wretched Boy"は、観客の歌うパートをきっちり盛り込んだポップなナンバー。別れの痛手を、センチメンタルでホロッと泣かせるメロディに乗せた" It's Over"なんて、ドゥノッツのキュンとくるメロディ・センスでヤラれてしまうのだ。
ステージにピアノが設置された。何が始まるのか想像もできないでいると、おもむろにインゴがそのピアノの前に座り、自分たちをサポートしてくれている人たちに感謝の言葉を告げて"Room With A View"を演奏。少しかすれたインゴの歌声とピアノの旋律だけが場内に広がっていった。小さな息遣いまでも聞こえてくる。鍵盤から弾き出される音符がひとつひとつ耳に流れ込んできて、心にじんわり沁みていった。
アンコールに激しく盛り上がる" We're Not Gonna Take It"。ロック・ピース・サインを掲げた観客が大合唱と共にジャンプする。そして「これが俺たちの声 俺たちのショウ」とロック魂と力強くメッセージをぶつける" We Got The Noise"は、新たなるアンセムの誕生となった。言いたいことはひとつだけ、「Rrrrrrrrrock!」今回のライヴで幾度となくインゴはそう叫んでいた。ラストに持ってきたのは、ニュー・アルバムの中で一際異彩を放っているアコースティック・バラードの"Good-bye Routine"。飛ばす曲は数あれど、こんなじっくり聴かせる曲は今までになかっただろう。丁寧に抑えた調子で穏やかに歌うインゴとアレックスの弾く柔らかいアコギの音が絶妙なコンビネーションの一曲。優しく包み込んでくれる、心安らぐこの曲でフィナーレを迎えた。
最後曲が終わっても、彼らはなかなか去ろうとしなかった。メンバーみんながステージ前方に行って手を伸ばし、別れを惜しむかのように観客といつまでも握手をしていた。日本を「第二の祖国」と言ってくれたドゥノッツは、またすぐに日本に戻ってきて最高のライヴを見せてくれるだろう。
- set list -
1-Oh Yeah / 2-It's Over / 3-Up Song / 4-Big Mouth / 5-Alright Now / 6-Disappear / 7-Get Going / 8-Friends / 9-Stereo / 10-Room(Piano) / 11-Whatever / 12-Better Days / 13-Superhero / 14-Wretched Boy / 15-Saccharine Smile
- encore -
16-We're not gonna take it / 17-We got the noise / 18-Good-bye Routine
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