THE TURN-TABLES Release Night! feat. JIGHEAD, LONESOME DOVE WOODROWS, The Turn-Tables with a guest appearance of Radio Caroline @ Shinjuku LOFT (5th Nov '04)
「本気で遊ぶヤバい大人=THE TURN TABLES!」
2003年9月の結成以来、ライヴではカヴァーしかやってなかったのに、しっかりオリジナルアルバムを出しちゃったTHE TURN TABLES。郡山〜京都〜名古屋と回ってきたレコ発ツアーも今日が最終日。LONESOME DOVE WOOD LOWS、JIGHEAD、そしてゲストにRadio Calolineを迎えて、確実に踊って、楽しめるスペシャルなパーティとなった。
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「THE TURN TABLESって、何?」という人のために軽く解説すると、ロンサムのTARSHI(Vo&G)、JIGHEADのRYOTA(G&Vo)、そしてPEALOUTのKONDOH(B&Vo)、TAKAHASHI(Dr&Vo)があるイベントをきっかけに結成。チームの4番バッターが一挙に集合しちゃったような、すごいメンバーで構成されたバンドだ。10月13日にアルバム『MAKE A TRICK』をリリース。このれが相当いい! 1週間でレコーディングしたとのことなのだが、そうとは思えない、というか、だからこその勢いがあるアルバムなのだ。まだ聴いてない人は絶対聴いた方がいいね。
話をライヴに戻そう。今日のイべントは主役含めて4バンドの出演。LONE SOME DOVE WOOD LOWSとRadio CalolineはMagライターのtaisukeが レポートしてくれるので、ここではJIGHEADとTHE TURN TABLESのライヴ模様をお届けする。
この日2番手で登場したJIGHEADはベースレスというちょっと珍しい形態の3ピースバンド。がむしゃらに叩きつけられるドラムと、ライヴの間中途切れることなく鳴り続けるギターからなる音はひたすら真直ぐだ。「自分達のやりたいことやってます!」みたいな、ものすごい正直さを感じる。Tシャツに黒いサングラスとういでたちで、赤いテレキャスターを抱えて歌うRYOTAは"永遠の不良中年"だ。どこまでもとんがって、どこまでもカッコいい。時間はかなり短かめだったが、自分達のスタイルで突っ走って行く潔さを感じたライヴだった。
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トリを飾ったのは当然、今日の主役THE TURN TABLES!! 先にも書いたように、個性派の集合体みたいなバンド。この4人が「せーのっ!」で音出したらどうなるんだろう? って想像しただけでも楽しいじゃないか! 1曲目の"Pipeline"から、その想像は一気にリアルになる。それぞれが何の縛りもなく、好き勝手に音を出す様は、細かいことなんかどうでも良くなるくらい見ていて気持ちがいい。ステージに立っている本人達がとにかく楽しそうだから、それがこっちにもガッチリ伝わってくる。大人が本気で遊ぶとこんなに凄いことになるよ、ということを見せつけられたスタートだった。
レコ発なのに演奏したオリジナルは3曲だけ。だって、THE TURN TABLESだからね。もうちょっとオリジナルも聴きたかった気もするが、カヴァーがまた、たまらなくいい! 選曲がラモーンズやらルースターズやら、ロック好きなら必ず踊れるものばっかりなんだから! THE CLASHといえばこの人、TAKAHASHIがヴォーカルをとった"Brand New Cadillac"は理屈抜きにカッコよかった。単純にそう言いきれちゃうのがTHE TURN TABLESの鳴らすROCKなのだ。
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普段やっているバンドとはメンバーのキャラ設定が明らかに違うのも面白い。2ステージ目のTARSHI、RYOTA両氏は衣装も髪型も変えて、しっかりTHE TURN TABLESのヴォーカル&ギターになっていた。KONDOHがバスドラの上に乗っちゃったり、マイクスタンドやらアンプやらにベースを擦り付ける姿なんて、PEALOUTではありえない光景だろう。スピーカーによじ上るTARSHIの野生児っぷりも、ロンサムでは見られない一面なのでは?
そんなレアなパフォーマンスが観られる彼らのライヴも残すところあと2回。結成1年ちょっとで早々と解散宣言。パッと咲いてパッと散る、打ち上げ花火的展開はTHE TURN TABLESらしいといえば、らしいところ。解散ワンマンライヴでは想像を超えたROCK爆弾が投下されること間違い無しなので、絶対に見逃せない。12月19日下北沢シェルター、何があっても行くべし。
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KONDOH、TAKAHASHI両氏による直筆セットリスト。
クイズ。高橋画伯の書いたこのイラストの動物は何でしょう? 分かった方は答えと住所、氏名、Magへのメッセージを書いてwacchyまで!正解者にはこのセットリストのコピーをプレゼントします。なお、当選者の発表は商品の発送をもってかえさせていただきます。
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report by wacchy and photo by sama
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