THE MOST NOTORIOUS! vol.18 feat.KIRIHITO, MELT-BANANA, KK.NULL, MOST @ Shimokitazawa Shelter (25th Sep. '04)
「MOST!MOST!!MOST!!!」
- Part 1 -
とうに開演時間を過ぎて人っ子一人いないshelterの階段を、一目散で駆け下り渾身の力を入れてドアを開ける。が、途中でつっかえて完全には開くことができない。おそるおそる僅かに開いた隙間から中を覗くと、見渡す限りの人・人・人…。余りの熱気に一瞬ひるんでしまい、一旦開けたドアを元通りにそーっと閉じてしまった。「まいったなぁ…」と逡巡しつつ、遂に意を決して中に潜り込む。フロアはもちろんのこと、階段までもがびっちりと人垣で埋め尽くされている。身を縮め「すみません、すみません」と低姿勢で歩を進めようとするが、5,6段降りたところで完全に行く手は塞がれてしまった。すぐそこのステージで、今まさにKIRIHITOがライブをやっているというにもかかわらず、全くその姿を見ることができない。目一杯背伸びしたところで、見えるのはギタリスト・竹久氏の頭に巻いたタオルの一部のみといった有様。こりゃ失敗したなー、と遅刻してしまったことを心底悔いるがもう遅い。
ここまで満員のSHELTERに来たのは、一体どれ位ぶりになるだろうか。そういえば以前も「MOST NOTORIOUS!」の時に、大変な目にあった気がする。
確かあぶらだことMOSTの対バンだった。改めてMOST企画の動員力を、まざまざと見せつけられる思いだ。店員の「階段に居る方は危ないので詰めてください!」と叫ぶ声にも、全く微動だにしない観客。そりゃ無理だっつーの!と思いつつ、一瞬の隙をつき「すみません、通ります!」と一気に人波の間に身を滑り込ませる。やっとの思いでフロアに降り立ったところで、満員なのは動員数のせいだけではないことにはたと気付いた。外国人の客がやたら多いのだ。身の丈180cmはゆうに超える、屈強な(or豊満な)男達がわんさと群れている!あ、あつくるしい…。ただでさえ天井の低いSHELTERで、この状態はかなり危険だ。余りの息苦しさに、くじけそうになりながらも気をとりなおし、ステージ上のKIRIHOTOを見ようと背を伸ばす。いつもならそのサウンドにすぐさま身体が反応してしまうのだが、この日ばかりは漫然と見入るしか術がない。窮屈で殆ど身体が動かせないので仕方がないっちゃあ、仕方がないのだが不満が募ることこの上なし。観客側のみならずステージ上の熱気も並大抵のものではないようで、上気した顔面から夥しい量の汗が滴り落ちる様が見て取れる。
この日もまた、SAX奏者を加えた3人編成でのライブを行っていたKIRIHITO。ギターが跳ね、ドラムが唸りを上げる中、悠然としたSAXの響きが疾風のように覆い被さっていく。奏者の個性が如実に浮き出た無比の音像でありながら、KIRIHITOのサウンドを邪魔することなく、一層鮮やかに全体像を際立たせていく。早川&竹久両氏という強力な人間/音を両脇に配置しながら、全く遜色なく間合いをとっているSAXの音色に心酔しつつ、気付けばもうクライマックス。血走った目をくわっと見開いた早川氏が、ハイハットを持ち上げ渾身の力で叩きつける。いつもならエキサイトする場面だが、余りよく見えなかったのでその迫力は堪能できず。本当に後悔するしか術がない。
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mag files :
MOST!MOST!!MOST!!! : (04/09/25 @ Shimokitazawa Shelter) : review by uko
Medical Breakthrough : (04/09/25 @ Shimokitazawa Shelter) : review by shawn, photo by saya38
極楽に一番近いフェス : (04/06/20 @ 高円寺無力無善寺) : review and photo by uko
日本のロック名鑑 : (04/01/21 @ Shinjyuku LOFT) : review by uko, photo by saya38
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