The Jeevas @ Shinsaibashi Club Quattro (4th Apr.'04)

憧れという名の願望 - part 2 -


 20〜30分のセットチェンジを挟んでいよいよTheJeevasの登場!今回来日が決まった時に一番嬉しかったことは、会場がクアトロということだった。あのステージとオーディエンスの距離感がさらに熱いライブを作り出す予感がしていたからだ。その予感は的中したが、まさかあんな反則技を繰り広げてしまうとは…はっきり言って私はまだ混乱している。やり逃げされた気分だ。すっかり忘れ去ったオトコを今更思い出させるな!そんな気分だ。
 The Jeevasのライブを観る度にKula Shakerの曲は本当にもういいだろう、そう思う。セットリストをよく観てもらえればわかることなのだが…"108Battles"、"Shower Your Love"を演り、"Hey Dude"で終わったのだ。どれもサイケの真骨頂と言えるワウ・ギター、オルガン、コーラスが施されたまさにKula Shakerそのものの曲だったのだが、The Jeevasのフィルタを通ったこれらの曲はオリジナルの曲からサイケな部分を削ぎ取り、'60〜'70年代のロック臭さを最大限に前面に出したものだった。♪Shower Your LoveOn Me〜というフレーズを歌い出すまで何の曲なのかわからなかったくらいだから。やはりKula Shaker時代からのファンが多かったのだろう、狂喜乱舞というよりはカオスの渦に巻きこまれたようなどよめきが地響きとして伝わってきた。

The Jeevas
The Jeevas

形は変われどもう生で聴くことはないという確信があったのに…。この曲を聴いて嬉しくなかったと言えば嘘になる。だが、どういう風に受けとめていいのかわからないじゃないか!

 これまで「マイケル・ムーアに…」とか「ジョー・ストラマー」へ捧げると歌い上げた"Once Upon A Time In America"。さて、今回名指しされたのは誰かと言うと「ジョージ・ブッシュ」と「サダム・フセイン」のご両人。しかも高々と右手を掲げて中指立てて"F*CK YOU!!"、してやったりの笑みを浮かべたクリスピアンが両者に捧げた曲は"How Much Do You Suck?"。大いに納得。
The Jeevas The Jeevas

 ただ、ステージで演ってる3人は心から楽しそうだった。これまでぎこちなさが否めなかった感も完全に払拭されていた。あいかわらず勝手にギター・ソロを弾き出すクリスピアンに、とりあえず何となくリズムを合わせるアンディーとダン。「ああ、わかってるさ」と余裕顔のダンとアンディだが、ゼッタイあれはわかってない!
 The Jeevasが産まれて1年と少し…模索しながら作られた1stの曲"Ghost"、"Virginia"、そして何よりも"Silver Apple"…エファクターべた踏みアームゆらゆら…2ndの新しい風が吹きこまれていた"Que Pasa"や"Mastersof War"を演らなかったことが心残りだった。アンコールでスポットライトに照らされ、ギター一本でクリスピアンが囁くように唱った"Rio Grande"はまさに珠玉。短期間に七変化を遂げることのできたThe Jeevasの曲はこれからもライブでこそ観ていく価値はありだ。でも、まだ複雑な思いがある。もっと今の自分の言葉で表現した曲を聴かせてほしい。そして唱ってほしい。もう誰も急がせはしないから。そして何より、私達が待っているのはThe Jeevasなんだから。
The Jeevas
SET LIST(原文のまま)

BLACK & BLUE / VIRGINIA / TOAST / STOP / STONED LOVE /EVER SEEN THE RAIN / HEARING HANDS / 108BATTLES /CAN'T HELP MYSELF / MAMA WHO / SUCK / AMERICA /303 / SILVER APPLES / SHOWER YOUR LOVE

RIO GRANDE ROCKIN IN 3WORLD / HEY DOOD


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