NINJA TUNE @ 大阪マザーホール
ポストモダン・ニンジャたちに時代は追いついたか
- part2 -
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再びKID KOALAの、それこそ忍者が次々と手裏剣を投げるような手つきのスクラッチプレイに引き続いて、映画『サウンド・オブ・ミュージック』の映像と音でHEXSTATICがスタート。こちらはテディベアのようなルックスのとおり、COLDCUTにも増して愛嬌たっぷりの全開パーティ・チューンでフロアを熱狂させる。テレビのバラエティ番組などでよく耳にする某フランス人女優のロリータポップの上物から、PVをまんまサンプリングしたDEEE-LITE "Groove Is In The Heart"に繋いで大爆発。RUN D.M.C "Walk This Way”までそのまんまだし、写真を撮ってもweb上には掲載できないようなノリだ。 |
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ただ前半はいくぶんシリアスに、迫撃砲の連射のビートから、絵本の『キュリオス・ジョージ(いたずらこざる)』にかけた皮肉なのか、チンパンジーと同じ仕草を繰り返すジョージ・ブッシュの映像が何パターンも繰り返されたりと風刺が利いて(こうして並べて見ると、なるほど、そっくりだな)、ほんとうに退屈させない。 |
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朝の四時を向かえて最後に登場したBONOBOは、とくにHEXSTATICのはじけた流れからすると、どうしてもストイックに思えてしまう。そしてジャジー。無機質でミニマルなブレイクビーツに、ミュートトランペットの上物だったり、心地よいボサのヴォーカルが被さるのだが、浮遊するようなイントロのリフが繰り返し続いて、そしてここぞというタイミングでドラムとベースが炸裂するあたり、様式としてはもはや形骸化したドラムンベースの、柔軟な現在形を垣間見たような気がした。それ以上に、ヘソ出しルックで気持ち良さそうにジョグリン・ダンスを繰り返す女の子に釘付けでしたけどね。腰にグイグイくる音、万歳。 |
NINJA TUNEはレーベル十周年を期に、ディスクを掲げた忍者のロゴマークを、ディスクを投げ放つ忍者へとマイナーチェンジしたのだが、次は果たしてどんな武器を手にするのか。ようやく時代が彼らに追いついたような感があるが、今度は時代が彼らに試されているような気もする。これからも要注目レーベルに違いない。
report and photo by ken
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