THE NEATBEATS @ 渋谷BOXX (18th Mar '04)
ロックンローラーの条件って?
「そうさあんた達がお目当てなのさ」
いやぁ、いいわ。カッコイイ。ロックンロールってやっぱこうだよ。みんなが笑顔になっちゃうんだよね。小難しい理屈なんかいらないんだってことを彼らは瞬間的に体で感じさせてくれる。
久しぶりのTHE NEATBEATSのライヴ。一曲目は"YAH! YAH! YAH!"。もうこれしかないってくらいにお似合いの曲だ。オーディエンスの気持ちと全く同じこの曲からのスタートに、会場全てのテンションはすでにマックスに近い。 |
 |
去年12月末、ロックンロールを演る上で絶対に欠かせないリズムを支えていたドラムのME.SHEENの脱退、そしてクハラカズユキ(ex.thee michelle gun elephant)、奥野真哉(SOUL FLOWER UNION)のレコーディング、ツアー参加(MR.PAN曰くマイナーチェンジらしいが…)と、実際どうなることかと少しの不安もあったが、そんなことを考える暇など与えない。
続けて披露された新曲はジっとしていることが不可能なロックンロールだし、いつも通りの明らかに客(この場合オーディエンスより"客"が似合う)を笑わしにくるMCは健在で、これからの期待感だけしか与えてくれない彼らに会場全体がダンスする。それはスタンディングォベーションよりも、メダルをもらうよりも彼らにとっては最高の賛辞なんじゃないかと感じさせる。
|
ライブ中盤、ボブ・ディランの『欲望』、『ローリング・サンダー・レヴュー』に参加しているヴァイオリニスト、スカーレット・リベラがスペシャルゲストで登場。ボブ・ディランの"ハリケーン"の日本語カバーを披露。勉強不足で申し訳ないが僕は原曲を聴いたことがなかったが、やられた。
MR.PANが日本語で歌うストレートな歌詞と重なりながら、彼女の音は決して大き過ぎるボリュームじゃないが何かを訴えている。それが歌詞と同じメッセージなのか何なのかは分からないがこの瞬間、彼女は見えない「音」というもので確実に何かを訴えていた。
|
 |
| 彼女が大歓声の中去ると、負けずと弦が鳴く。それは意地でも何でもなく、音楽に対する真剣なリスペクトのように映った。そうすれば彼らが"GOOD OLD R&R"を毎回演るのも、正直すぎる程ロックンロールなのもつじつまが合うじゃないか。 |
 |
"GOOD OLD R&R""黒いジャンパー"と彼らのライヴに欠かせないナンバーを演るころにはもう会場がヤバイ。この日は3ヶ月ぶりという、彼らにとっては久しぶりのライヴということもあってか、全員が待ちかねたかのように音を浴びながら踊る踊る!!!(客で行けばよかったと後悔…)
進化とか成長とか語れるほど彼らを知らないが、スカーレット・リベラを加えたステージも、クハラ、奥野が加わってもTHE NEATBEATSはカッコよかった。憧れられる存在のロックンローラーでありながら、どこか身近に感じられてしまう彼らはやっぱりカッコイイのだ。ロックンローラーに条件があるとすれば「カッコイイ」ってことだろう。これからのツアー、「カッコイイ」ステージをきっと見せてくれるはずだ。 |
set list(原文まま)
YAH! YAH! YAH!/真空パック/とってもスター/BLUE BLUE BLUE/おれに任せろ/今夜あたり/TWISTIN'THE NIGHT AWAY/BIG RED PARTNER/ハートをわたそう/BEAUTIFUL DELILHA/リベラ/ピーナッツギャラリー/BABY THAT'R&R/TWISTIN'DAY/GOOD OLD R&R/GOOD GOOD LOVIN'/59BAR/LITTLE BITTY PRETTYONE/黒いジャンパー/BABY LET'S GET SHAKE/GOODBYE-サヨウナラ
report by taisuke and photo by BMG |
|
|