buttonGAVIN DeGRAW @ Ebisu Garden Room (10th Mar '04)

新たなる逸材の誕生 - part1 -


GAVIN DeGRAW
 この日、恵比寿ガーデン・ルームに来た人たちは、きっとみんな彼の歌に飲み込まれただろう。それを一言で表そうとすれば、感動の言葉しか当てはまらない。いつまでも聴いていたいと思う美しい曲と、マイクが無用に思えてしまうほどの声量と、強く訴えかける彼の声。魔法の指と歌声で聴く人を強く惹きつける彼、ニューヨークから来たギャヴィン・デグロウ。新たなシンガー・ソングライターの逸材のデビューだ。それをいち早くライヴで体感できた事が嬉しくてたまらない。

 デビュー・アルバム『CHARIOT』が、遂に1月日本で発売になった。今回は、プロモーション来日で、恵比寿ガーデン・ルームでは、たった一夜限りのスペシャル・ライヴだった。ガーデン・ルームの前には開場前から長蛇の列ができていた。19:30過ぎ、場内の扉を開くと人でギッシリ埋め尽くされていた。甘いマスクから女性の観客が多いことは予想できたが、意外にも、中・高校生くらいの男の子たちの姿も何人かいたのには驚いた。ギャヴィンの曲に感銘を受けて足を運んだのであれば(それ以外の理由は考えられないけど)、お目が高い。19:40、温かい歓声に迎えられギャヴィンがステージに姿を現し、照れた笑顔を浮かべピアノの前に座った。色が真っ白なとても可愛い顔で、思っていたよりがっしりした体格は、アルバムのジャケットや写真からの印象とはちょっと違っていたが、人の良さが滲み出ている感じだった。
GAVIN DeGRAW

 甘く低い声、力強さと儚さを持ちエモーショナルに歌い上げるその声。1曲目"Crush"ですでにギャヴィンの歌の世界にグッと飲み込まれてしまった。その声は、惹きつけて離さない圧倒的な存在感を示していた。素晴らしいというより他、どんな言葉を使えばいいんだろう?ピアノがメインのブルージーな雰囲気のライヴになるのかと思いきや、"Chemical Party"ではギターを弾きながら熱唱し、ハンド・マイクで熱唱するロックなパフォーマンスも披露。"Belief"のようなスロー・テンポの聴かせる曲では、一段とヴォーカルに力が入り、極上の歌唱力は自分もここまで歌が上手く歌えたら、と羨んだ。ギャヴィンは、本当に気持ち良さそうに、そして楽しそうに歌い上げる。キラキラと輝いている。見ているこちらを、ものすごく気持ちいい気分にさせるパフォーマンスなのだ。
 ライヴは、ギャヴィンとバック・バンドの6人編成。アルバム全曲に、ギャヴィンが大好きなアーティストの一人でもあるサム・クックの"Change Is Gonna Come"などを含む全15曲のパフォーマンス。スペシャル・ライヴにしては、非常に盛りだくさんの充実した1時間半のライヴだった。

 GAVIN DeGRAW
report by ali and photo by izumikuma

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"Chariot"

GAVIN DeGRAW

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