button Soul Flower Union @ Osaka Banana Hall (9th Mar '04)

僕たちはみんな同じ血の色をしている - part 1 -


 仕事で行っていた沖縄から帰ってきた翌日、カメラマンのスティーヴから連絡が入り、ソウル・フラワー・ユニオンのライヴが取材できるよ、と言われて、二つ返事で引き受けた。まだ日曜の夜に見た喜名昌吉&チャンプルーズと昨日までの沖縄の余韻を引きずったまま、どこか共通項を探すような気持ちだった。そういえばバナナホールの隣には沖縄料理屋があるし、バナナホールのホームページをチェックすると、なぜだか沖縄系のイヴェントのスケジュールが盛りだくさん。共通項と言えば、この日のステージで中川敬が「アイルランドから帰ってきたばっかりで、かなり体調悪いねん」と言っていたが、前日に発売になったはずのアイルランドのベテラングループHOTHOUSE FLOWERSの新譜が、どこのレコードショプを探しても見つからなかったことに軽いショックを受けながらも、気持ちを切り替えて会場へと向かったのだった。
 『ソウル・フラワー・ユニオンの闘いは続く!』と題されたツアーのとおり、進軍ラッパのSEが鳴り響き、メンバーが登場する。中川、奥野、河村、コーキの4人に、ベースにJIGEN、そしてサックスに樋野展子、チンドン太鼓にモノノケ・サミットから中西智子を向かえた昨年の『神だのみより安上がりツアー』と同じ顔ぶれで、ニューエスト・モデル時代の"雑種天国"でスタート。2曲目には新譜『シャローム・サラーム』から"うたは自由を目ざす"。そして"サイバーズ・バンケット"、ふたたびニューエスト時代の"秋の夜長"をしっとりと披露すると、「やれ、やれって言われてたから久しぶりにやったのに、リアクションないなぁ」と中川が苦笑していた。 Soul Flower Union
Soul Flower Union 「久しぶりやからリハでむっちゃ飛ばしすぎて、なんでリハでそこまでするねん!って感じやけど、声が出えへんねん。ごめんな。高いソの音が出えへん。みんなでヴォーカルとってくれよ。俺、低いパートでコーラスするから」
Soul Flower Union
 そう釈明しながらも会場の笑いを誘っていた中川の言うとおり、かなり嗄れた声で懸命に歌っていたのだが、「見上げればいつも広い海がある。この空はあの空とつながっている」と歌われる"そら"や、「この戦争をやめさせろ、この戦争を」とシャウトする"極東戦線異状なし"は、それでも十二分に胸に迫るものがある。そんな渾身の演奏に、バグパイプを思わせるアイリッシュなキーボードの音色や、アジテートで即興的なサックスや、凛とした三線、明るいチンドン太鼓と鐘の音、肩の力の抜けた可愛らしい間の手が、曲によっていくつも花を添え、そんな混沌とした熱気が音になって吐き出されエスカレートしていく。
report by ken and photo by yegg

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Soul Flower Union

" GHOST HITS 95〜99"



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