Ben Harper & The Innocent Crimiinals @ Shibuya AX (5th Mar '04)
音楽の一部になる - part 1 -
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開演の予定時間の少し前にAXに着くと、まだ入場の列が長い。ロビーに入れば、ビールを求めるお客さんが多い。フロアではビートルズの"She Said, She Said"やレゲエが流れてたりする。ステージには大きなロウソクが何個も置かれている。そして客電が消えた後、フロア中から歓声が沸き立つ。始まる前の期待度、楽しむんだと待ち構える気合いはここ最近のライヴで一番だった。15分くらい押しでメンバーが出て来て、最後にベン・ハーパーが登場する。ステージ向かって左からキーボード、ギター、パーカッション、ドラム、ベース、そして中央にベン・ハーパーである。
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そして、"Brown Eyed Blues"から満員のお客さんをノンストップで踊らせるライヴを展開した。ファンクあり、ブルースあり、フォークあり、レゲエあり、ヒップホップあり、ロックありとあらゆるルーツに繋がる世界を作り出していく。もちろん、ベン・ハーパーが中心なんだけど、体つきが小錦のようなJuan Nelsonが冒頭の曲から繰り出す長いファンキーなベースソロ、もう一人のギタリスト、マーク・フォードのアームを駆使したソロ、本編ラスト近くではパーカッションのLeon Moblyがステージ前に出てくるなど各自の見せ場を用意しているのはベンのバックで支えているのではなく対等なミュージシャンとして付き合っているような印象を抱かせる。
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終盤近く、ワイゼンボーンから出てくる音が、ほとんどヘヴィメタル系のギタリストの早弾きみたいで驚いた。だけど、ベン・ハーパーのギターには「俺の音を聴け!俺のプレイを観ろ!」というような「俺が、俺が」という押し付けがましいエゴがない。テクニックも充分にあって、自らヴォーカルも取り、AXを満員にするような人が強烈なエゴを感じさせないのはどういうことなのだろうか? |
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ベン・ハーパーにとっての音楽とはエゴを発散する手段でなく、全体の調和を表現するものなんだろう。さまざまなジャンルをまたぐのだけれども「ジャンルの壁を壊す」という気負いはなくて、単に好きな音楽をやっていたらこうなりました、というような自然さがある。ベン・ハーパーはステージから会場を支配するものではなく、その一部になるのである。大きな音楽の円環の中にベンがいて、バンドがいて、お客さんもいるという感じなのだ。 |
report by nob and photos by hanasan |
mag files :
blessed to witness this show... : (04/03/05 @ Shibuya AX) : review by sisterchill, photos by hanasan
音楽の一部になる: (04/03/05 @ Shibuya AX) : review by nob, photos by hanasan
photo report: (04/03/05 @ Shibuya AX) : photos by hanasan
おおらかな緩急: (04/03/04 @ Zepp Tokyo) : review by ryoji, photos by hanasan
ベン自身がダイアモンドである: (04/03/04 @ Zepp Tokyo) : review by 竹井晶子, photos by hanasan
会場を包み込んだもの: (04/03/04 @ Zepp Tokyo) : review by joe, photos by hanasan
photo report: (04/03/04 @ Zepp Tokyo) : photos by hanasan
愛と思い出の夜: (04/03/02 @ Nagoya Diamond Hall) : review by ryoji, photos by hanasan
photo report: (04/03/02 @ Nagoya Diamond Hall) : photos by hanasan
photo report: (04/03/01 @ Namba Hatch) : photos by hanasan
DVD Review : Live At The Hollywood Bowl: (04/02/12) : review by hanasan
これが心を揺さぶる歌、そして、音楽だ : (01/06/17&18 @ Shinjuku LOFT) : review and. photos by hanasan
ツェッペリン・ファンも満足! : (01/06/17 @ Shinjuku LOFT) : review by nob, photos by nishioka
photo report : (01/06/14 @ Osaka Big Cat) : photos by ikesan
photo report : (99/02/03 @ Shinjuku Liquid Room) : review and photos by hanasan
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