Jason Mraz @ Shinsaibashi Club Quattro (27th Feb.'04)
AL系" New Windに吹かれ
公開前に開かれた映画『ラヴ・アクチュアリ』の合同記者会見で、アホな質問ばかりに呆れ顔満開のヒュー・グラントを見た。シャイなのだか、ふざけているのか、どこまでウソか本当かわからない答えに、戸田奈津子さんも楽しそう。それにしてももっと、ましな質問なら、いい会見になっただろうに...
もう何度もどこでも書かれているからあえてまた言ってやる。ヒュー・グラントほど大人の色気は無いがやはり似ている。
会場に集まった女性の黄色い声はさておき、彼の織り成すステージの彩は明るく楽しい。滑舌が良くとでも言うのだろうか、一語一語きれいに音符になっていて、それを鍵盤でスラスラと奏でるように、どんなに流れてもはっきり聞きとれる。 |

アルバム『OFF THE DEEPEND』の"TRIGGER HAPPY"やさらに『POODLE HAT』の"PARTY AT THE LEPER COLONY"なんて若かりしビリー・ジョエル顔負けで、どのアルバムを聴いてもHAPPYで、500gほど体重が減ったかのような軽やかな足取りにさせてくれるのだ。
何と言っても滑らかな舌の動きでやはり一語一語がはっきりと言葉になっていて、そう、英語の先生にはもってこいだ...その全てに、今日にJASON MRAZが重なる... |
JASON MRAZの歌声、音、姿の明朗さは、いつしかAL YANKOVICのそれと重なってくる。そう、あのパロディーでは右に出る者はいない、あの男だ。マイケル・ジャクソンはもとより、クイーンの"ボヘミヤン・ラプソディー"をポルカで歌い。2003年リリースされたアルバム『POODLE HAT』では、見事にスーツを着こなし、プードルを頭にかぶり、地下鉄に乗り、エミネムやアヴリル・ラビーンなどをパロる様は、なんてこの上なく素敵なのだろう...しかし、彼の魅力はそこに留まらず、シンガーソングライターとしてのYANKOVICに、アーティストとして一つの確立された世界を聞いてとることができるところにあるのだ。
|
|
確かにアルバム『Waiting For My Rocket To Come』を聴いても、音楽大好きさは伝わってくるが、ライブとは雲泥の差、演奏がお上手なアーティストたちは、素晴らしいが故に、ライブがCDの生再生になってしまう危険性も兼ねていたりするが、彼の場合、確かな実力を持ってして、全く違う新しいものがそこで生まれている。MCが歌になり、呼吸が音楽になり、コミュニケーションがリズムになる。彼が歩く道の跡全てに花が咲くような、チャールズ・チャップリンの暖かさのような、歌う堕天使、JASON MRAZ。ライブで聴く楽しさを教えてくれた色男。
心のCDラックの中で唯一、独りぼっちだったYANKOVICの隣に、そっと置いたJASON MRAZ。
世の大半の女性の皆様、悪く思わないでほしい。あなたは、初の"AL系New Wind"だ... |
| report by sora and photo by ikesan
|
mag files :
AL系" New Windに吹かれ : (04/2/27 @ Shinsaibashi Club Quattro) : review by sora, photo by ikesan
春...音楽の花が咲く... : (04/2/27 @ Shinsaibashi Club Quattro) : review by kami, photo by ikesan
photo report : (04/2/27 @ Shinsaibashi Club Quattro) : photo by ikesan
のんびりと、そして伸び伸びと : (04/2/24 @ Shibuya O-East) : review by ali, photo by izumikuma
photo report : (04/2/24 @ Shibuya O-East) : photo by izumikuma
|
|
|