Black Bottom Brass Band @ 渋谷BYG (17th Feb '04)
ホーン≒ピストル
僕にニューオーリンズの音楽とかの知識があればもっと詳しく新曲についてとか書けるんだろうけど、僕の中でBRACK BOTTOM BRASS BANDはそれ以上でもそれ以下でもないからこの夜のこと、この夜がどんなだったかってことしか書けないことを了承してもらいたい。
BLACK BOTTOM BRASS BANDの音楽は楽しい。渋谷BYGのステージは客席とかなり近くて、演ってる方もそりゃあ楽しいんだろうなぁなんてことを考えてたらやっぱりメンバーの顔も笑顔だった。 |
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「JUST ENJOY YOURSELF」。
その言葉通り1人1人がそれぞれ自分なりの楽しみ方をしている。友達と飯食べながら酒飲んでる人だっているし、体揺らして踊ってる人もいる。テンション上がっちゃって「イェー!」とかずっと叫んでる人には「KING OF ENJOY MAN」の称号を個人的にあげたい。
2部構成だったこの夜のライヴ、1部でははまたまた何やら楽しげな新曲を披露。始めて聴く曲でもお客さん(オーディエンスより『お客さん』が似合う)達はノリノリ。コーラスを1度聴いただけで歌ってる人もちらほら(僕もその1人だが)。続いてフジテレビ系列「発掘!あるある大辞典」でおなじみの”ストロベリー・ダンス・アワー”では客席にホーン隊が踊りながら乱入して、ヤッシーのトロンボーンとお客さんの頭が3センチくらいまで接近。あ〜楽しい。
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彼らを1度見に行った人なら分かると思うが彼らのライヴはMCがやたら楽しい。大阪出身だからか分からないが、あれはもうネタの域に達している(同じ大阪のバンドTHE NEAT BEATSもMCが楽しいんだよなぁ)。「曲の練習よりネタあわせしてる時間の方が多いんじゃないか?」と思ってしまうくらいしゃべりまくる。メッチャ楽しい。 |
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10分くらい間を空けて2部が始まり、スペシャルゲストが紹介される。「今夜のスペシャルゲスト……イギーです!」っておいおい。思いっきりメンバーやんか!大阪()からニューオーリンズへとお客をトリップさせるなんてホント抜け目ないわ。続いてセットリストには”ポルノマン”と書かれたホーンのリヴァーヴが心地いい少し落ち着いた感じの新曲を披露。6月頃にはこの新曲2曲を含むニューアルバムが発売予定らしいからそっちも楽しみだ。笑わすところはしっかりと笑わし、キメる時はキチッとキメる。おいしすぎるぞBLACK BOTTOM BRASS BAND! |
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もし、銃でゼロ距離射撃なんかくらったら脳漿がそこら中に飛び散るくらいの衝撃を受けるけど、この渋谷BYGでのライヴは「音のゼロ距離射撃」そのものだった。それくらい衝撃があるライヴだった。それこそ「ホーンの先って音で人を撃ち抜くためにあるんじゃないか?」なんて風にさえ思わせる。それはこの渋谷BYGとBLACK BOTTOM BRASS BANDの組み合わせが僕にそう思わせたに違いない。実際、彼らを渋谷クアトロで見た時はそうは思わなかった。 |
1番前にいるお客さんなんか、ホーン隊との距離が50センチくらいしか離れていないんだからそれこそスゴイ衝撃を受けたに違いない。毎回来てるお客さんが楽しめる理由はそこにあるんだと思う。あの距離で彼らの音楽聴いてたら毎回ぶっ飛んじゃうよ。
渋谷BYG+BLACK BOTTOM BRASS BAND。この組み合わせは予想以上にヤバイ。
report by taisuke and photo by hanasan |
mag files :
そっちは最高! (03/11/20 @ 渋谷BYG) :review by rad, photo by hanasan
おもちゃ箱 (03/8/12 @ 渋谷クアトロ) : review by taisuke, photo by hanasan
photo report (03/8/24 @ Akasaka Blitz) : review by ysmz, photo by q_ta
うねり出すぶっといグルーヴ : (02/6/7 @ Tokyo FM Hall) : review by DJ SASA, photo by hanasan
photo report : (02/6/7 @ Tokyo FM Hall) : photo by hanasan
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